製造業 経営コンサルタントの井上です。

アメリカの製造業の動向もグラフにしました。設備稼働率と鉱工業生産指数を見ていきましょう。

設備稼働率(結果:改定後)(2019年7月)を見ていきましょう。

米国 設備稼働率 2019年7月

00(15日)★【米国】鉱工業指数・設備稼働率201907

【米国】設備稼働率は、連邦準備制度理事会(FRB)が発表をする、生産能力に対する実際の生産量の比率を表した、経済指標です。基準時点(現在は2002年が基準年)の平均稼働率を100としてます。
この指標は、設備投資とインフレの先行指標とされていて、80%を超えると投資が活発化すると考えられています。

下降トレンドがまだまだ止まりません。

次に、鉱工業指数になります。

米国 鉱工業生産指数 2019年7月

00(15日)★【米国】設備稼働率201907

【米国】鉱工業生産(IIP)は、アメリカの鉱工業部門の生産動向を指数化した「経済指標」です。
四半期ごとに発表されるGDP(国内総生産)と比べて、鉱工業生産指数は毎月発表されますので、景気実態を把握する上で速報性が高いのが特徴です。
米国の製造業、鉱業、公共事業(電気・ガス)の生産動向を、基準年を100として指数化したもので、基準年は5年ごとに改定されます。

鉱工業生産指数は上下しながらですが下降トレンドからやや持ち直すかという状況です。

産業市場をグラフで見るシリーズ一覧

よく読まれている記事

「産業用ロボットを導入している企業」と「しない企業」の圧倒的な差が判明!

中小の金属加工業の今後、未来とは?
ミスミ「meviy」から見えてきた、中小部品加工業の今後、未来について

下請け製造業の活きる道・戦略

受託加工業は「下請け企業」でなく「パートナー企業」を目指すべき

デジタル時代の「ものづくりは、人づくり」とは

ベトナム(ハノイ)の製造業を視察して

ロボットシステムインテグレータ(SIer)の取るべき戦略

機械設計がアップデートされる日

機械設計製作の未来・戦略を、ミスミの「inCAD Library」から考察してみる