ものづくり(製造業)経営コンサルタントの井上です。

最近は、産業動向→景気動向→政治的問題(米中貿易戦争)→アメリカの歴史・政治と中国の歴史→軍事について、どんどん興味が広がっている井上です。

ビジネスがよりグローバルになってしまったので、競合他社がどうのこうのというよりも景気動向、更に政治によって中小企業の業績が決まってしまいます。特に受託製造業は。

その様な中、私のクライアントもかなり業績が良いのですが、その中でも業績がしっかり伸びるところとそうでないところが別れます。ここではザクッというと、自発的な会社は伸びますが、受身的な会社は伸びません。

いろいろ原因はありますが、特に大きな影響があるのがトップが部下に対しての「叱り方」「怒り方」です。「叱る」と「怒る」に違いが有るのですが、細かいこといいとして、結論として「感情的」「ねちっこく」叱る・怒る社長は会社を弱くしてしまいます。

そこで見られる傾向としては、

●目的・目標が共有されていない。

●やるべき事(方針)を決めてなく、ドキュメント化していない

●やるべき事がやれているかレビューしていない。

上記のビジネスの基本ができてないケースがあります。明確に物事を決めたがらない社長が、できていないと「怒る」「叱る」ことを繰り返すことが日常の風景になっている会社のことです。

この様にやるべきことが決まってなく(口頭等だけ)、適切な時期に確認もせず、出来ていなかったらどヤされる。これを続けていくと

組織が「固く」なり、自主性が「全く」なくなり、指示待ち社員を量産してしまいます。

中小企業で見かける「よく見る風景」なのかもしれません。この状態になったら組織の死を意味します。。。

会社の組織は、先程のように叩き続ければ「固く」なります。甘やかしすぎると「文句」が多くなります。厳しすぎれば「萎縮」してしまいます。やりがいのある状態にしてあげれば、楽しそうに「躍動」し「自発的」に動きまs。

以前から申し上げている「受託製造業」はサービス業なので、現場の働き方・日常が「商品」になります。

受託製造業(多くの下請け型企業)は、商品である社員の働き方・マネジメントのやり方をしっかりと考えていただければと思います。