ものづくり(製造業)経営コンサルタントの井上です。

最近大分、IoTがらみの商材が揃ってきました。またここでかなりのシステムインテグレータや機器メーカーなど、いろいろ出してきているので絶賛氾濫中というところではないでしょうか。

産業用IoTシステム・カオスマップ(簡易)

このパターンは、嵌まる製造業の会社もでるパターンです。

一言に製造業といっても、規模や生産形態などさまざまです。それに合ったIoTシステムの選定と更には導入が必要になります。

現状のまま、IoTシステムを導入できる製造業は限られるのではないでしょうか?まずは、製造現場の見直しをしつつ、整備されたらIoTシステムを導入するという手順が重要です。

要は「見える化」がまず重要で、その後、BIツールやAIで「解析・分析」は生産形態や規模に応じて必要であれば実施すればいいことです。

「見える化」できるようにすること。その為に現場作業を見直し、標準化しつつ、重要なことは「KPI化」できるかに掛かってます。これを自動でセンサなどでデータを取り込み見える化することが「IoT」の一つの目的になります。

お気づきの方はおわかりだと思いますが、「IoT」は

「アナログ」「デジタル化」

できれば、後は、ある意味簡単です。(データを物理的にどのように取るかは、機械の種類など課題は多いですが。)

また、現場作業を見直し「KPI化」することは、今までと何ら変わりがないのです。

ということは、既に出来ているのであれば後は「アナログ」を「デジタル化」するだけです。できてない製造業は、いつまでもできないのかもと最近危惧しています。変革ができる製造業はどんどん先に行きますが、現状維持の製造業は立ち止まったまま、衰退していくことになるでしょう。

IoTシステムを体系的にまとめ、どの業種や規模、生産形態に適しているのか、それぞれの良い点、課題点など、できるだけわかり易くまとめていきますので、乞うご期待。

IoTシステムは、ソフトウェア的要素やネットワーク要素、電気機器など、コンサルタントでも総合的に理解できる人は実は少ないと感じています。IoTシステムを提供している人たちは、現場の知見がない人も大いにいるはずです。ものづくりのコンサルタントもしかり。

製造業の人は、判断を間違えないように気をつけて下さい。