製造業経営コンサルタントの井上です。

製造業、特に自動車業界に関係する方は、CMでもダイジェストを流している「トヨタイムズ」を見られていると思います。その中から最近、組織の変革をするリアルのトヨタ自動車の実態などからいろいろ学ぶころができます。

年頭挨拶など見られてない方は見てください。

また今回は2020年労使交渉から学ぶことと多々ありますが、2019年と2020年の労使交渉の変化、雰囲気、発言内容、それぞれの表情など、違いを見てください。

経営者、経営幹部の方なら、いろいろ感じることがあると思います。

年頭挨拶

まずは今年話題になった豊田社長の年頭挨拶が有名です。

当然、編集はされていますがさまざまな組織をいてきて、実際の組織を変革させるべく日々奮闘もしている身としては、大企業病になりそのそこから抜け出そうとしている姿をみることができます。

2020年 労使交渉

また直近では、労使交渉もなかなかリアルで学ぶべきこともいいです。

特に、2回めの豊田社長のコメントから学ぶべき点が色々あるので、書き起こしてしまいました。

トヨタイムズ 「ボスになるなリーダーになれ トヨタ春交渉2020 第2回 」 (社長コメント全文書き起こし) から学ぶ

この回の後に、副社長の役職を無くして、執行役員に1本かすると発表されました。

第3回目は、その発表後に実施された労使交渉になります。

トヨタ、副社長職を廃止 役員階層減らしから見る 組織について考察

2019年 労使交渉と比べて

2019年労使交渉を2020年の労使交渉後の見返してみました。

先程の申し上げましたが、労働組合側の発言内容や表情、雰囲気など、普通の大企業と感じます。あれだけの大企業に成長された会社も、普通だと感じました。

ビジネスに対する「軸」が、豊田社長が言われる「I(私)」に近いと感じます。

社員がどの「軸」で 働いているかで 中小製造業の成長 が決まる

「You」の視点だったり「我々」を感じることが非常に少ないと感じました。

実際に見られて、組織の変化を感じて見ください。