製造業コンサルタントの井上です。

今日はいろいろHololensやVR、ARのニュースがありましたね。

その前に、基本のおさらい。

VRとは?
VR(バーチャルリアリティ)とは、コンピュータによって作り出された世界である人工環境・サイバースペースを現実として知覚させる技術である。時空を超える環境技術であり、人類の認知を拡張する。
コンピュータグラフィックスなどを利用してユーザに提示するものと、現実の世界を取得し、これをオフラインで記録するか、オンラインでユーザに提示するものとに大別される。後者は、ユーザが遠隔地にいる場合、空間共有が必要となり、テレイグジスタンス (en:Telexistence) 、テレプレゼンス (en:Telepresence)、テレイマージョン (en:Teleimmersion) と呼ばれる。(wikipediaより)

ARとは?
拡張現実は仮想現実(バーチャルリアリティ = VR)の変種であり、その時周囲を取り巻く現実環境に情報を付加・削除・強調・減衰させ、文字通り人間から見た現実世界を拡張するものを指す。 バーチャルリアリティが人工的に構築された現実感と現実を差し替えるのに対し、拡張現実は現実の一部を改変する技術である。(wikipediaより)

MRとは?
複合現実(ふくごうげんじつ、英: Mixed Reality、MR)とは、現実空間と仮想空間を混合し、現実のモノと仮想的なモノがリアルタイムで影響しあう新たな空間を構築する技術全般を指す。ミクスト・リアリティ、複合現実感とも。拡張現実 (AR) と拡張仮想 (AV) を包含する概念である。(wikipediaより)

Hololensとは?

Microsoft HoloLensとはマイクロソフトが開発しているヘッドマウントディスプレイ(HMD)方式の拡張現実ウェアラブルコンピュータである。(wikipediaより)

マイクロソフト HoloLensの商品ページ  https://www.microsoft.com/ja-jp/hololens

マイクロソフトが1月18日に「HoloLens日本上陸1周年記念! コミュニティーのみなさまへの大感謝祭!」を開催してます。2017年12月18日に参加者の募集を開始したところ、わずか1時間30分で募集定員に達し、募集開始から24時間で約50人がキャンセル待ちの状況になる盛り上がりぶり。2018年の年明け時点では、一時的に310人にまで参加希望者が拡大したという。

Hololensが普及するのは、まずはエンターテイメントからです。

その中で建設業で小柳建設が、HoloLensを使って、建設会社の業務を改革する「Holostruction」プロジェクトを開始。「建設現場を元気にし、格好良くするという志の下、現在もさまざまな取り組みが進められている」と紹介されていました。

小柳社長には一度、勉強会で話を伺いたいと思ってます。

まだ導入期なので、コストなど考えるとまだ現実的ではないですが、2~3年すれば効果が用途が広がり効果もどんどん見えるようになっていくと広がっていくでしょう。

用途としては、タブレットなどの端末が使用されている現場で導入が進むのと考えてます。

要は、タブレットなどの端末を使用して作業をしているということは、既にデジタル化が出来ているということです。

これはHololensを始めとしたARやMRに応用しやすいはずです。また、タブレットなどを持っていた手が空き、両手で作業しながらHololensが使用できるという大きなメリットがあります。安全性や生産性が上がりますね。

その他のニュースとして「新しい現実」として捉えておいて下さい。

シリコンバレーVR/ARニュース12月号 目次  (moguravr.com

ハイプサイクルは幻滅期を超え回復期へ

VRマーケットは2016年$18億ドル->2017年37億ドルへ

  • ソフトウェア:2016年$3億ドル(約330億円) -> 2017年10億ドル(約1,100億円)へ
    • 2017年2月21日 : 25万ドル(約2,750万円)以上を達成したタイトルが30本
    • 2018年1月1日   : 48万ドル(約5,280万円)以上を達成したタイトルが25本
  • ハードウェア:2016年$15億ドル(約1,650億円) -> 2017年27億ドル(約3,000億円)へ
    • 2016年通年:141万台( HTC Vive:42万台、 Oculus:24万台、 PlayStation VR:75万台)
    • 2017年第3四半期:86万台(HTC Vive:16万台、 Oculus:21万台、 PlayStation VR:49万台)

VR/AR投資額は2016年$23億ドル->2017年30億ドルへ

フェイスブック、世界中で大量のVR/AR人材募集 1年で3倍に moguravr.com

フェイスブック傘下でVRやARに取り組むOculusは現在、世界の15拠点で合計400以上の求人を公開しています。この求人数は1年前の約3倍にあたり、フェイスブックがVR/ARに関するビジネスの急速な拡大を目指していることが窺えます。

引き続き、製造業でのHololens(AR、MR)の活用動向や活用研究をしてきたいと思います。

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