
エプソン スマートグラス MOVERIO BT-40は製造業の現場で使えるの?
(エプソンHPより)
製造業経営コンサルタントの井上です。
3月19日に予約していたエプソン スマートグラス MOVERIO BT-40が手元に届いたいので、製造業の現場で使用できるのか?という点とどのようの用途に使えそうなのかを考察しました。
スマートグラス MOVERIO BT-40の仕様
まずはMOVERIO BT-40とはどの様なもの(スマートグラス)なのか軽く見ていきましょう。
タイプは2つです。
- BT-40 → スマートグラスのみ
- BT40S → スマートグラスとコントローラ(Android)
詳細はエプソンのHPを見てもらいたいのですが、重要な部分をピックアップしていきます。

使い方
使い方ですが、今回はコントローラなしのタイプを購入したいので、手持ちのAndroidをコントローラとして使用します。
どのように使用するかというと、簡単です。
BT-40のUSB-CをAndroidにつなげれば、スマホの画面が目の前に現れます。私の場合はGalaxy S21 Ultra 5Gに繋ぐので、サムスンのSamsung DeXモードになり、大画面が目の前に広がります。通常のAndroidの場合は、スマホの画面が表示されるのかもしれません。(これだとほとんど使用用途がないかもしれません。)
実際の操作は、目の前の画面の中にマウスポイントが現れて、パソコンと同じでそのポイントで画面操作をしていきます。
そのポインタを操作する端末が、繋いだAndroidスマホになります。その時のスマホの画面が下記の写真になります。

映像の見え方・音声について
画面の見え方ですが、13インチくらいのパソコンの前に座ってスマートグラスを掛けて見て見ると、ちょうどパソコンの画面と同じくらいになります。
自分の前に何もない状態で画面を見ると、2〜3メートル先に大きな画面が浮いているという感じで見えます。
画面は横長のパソコンの画面と同じで、長方形です。
Samsung DeXの設定で文字の大きさなどが変えることができます。画面上の文字が小さすぎて見えないということは調整すれば無いです。はっきりと読めます。感覚としては、11インチ当たりのiPadを操作しているという感じです。画面上に2つのアプリを立ち上げて、左右に2分割に表示してもしっかりと表示され、iPadの画面分割よりも横長の画面なので良い感じです。
実際の画面をキャプチャしたので御覧ください。




いくつか画面キャプチャを取りました。貼り付ける関係上、小さくなるのでですが実際はキャプチャにある文字は普通に読めます。明るさも、画面キャプチャしているのと遜色ない明るさです。明るさ設定もできますが、中間にしてあります。まだ明るくできます。
音声については、スマートグラスのコードの中間に有線のイヤホンを繋ぐことができます。又はブルートゥースでの接続も可能で、音声については快適に音を聞くことができます。
操作感
操作感は、マウスやパッドと同様な感じになります。スマホをおいて操作をするとパソコンと同様の使用感になりますが、机などがない場合は、手に持って操作をする必要となり片手操作は難しくなります。特に画面スクロールをする時は、MACのトラックパッドと同様に2つの指を使用してスクロールさせます。立って操作すると完全に両手がふさがれます。。。

You Tubeを始めとする映像を見る上では、その時は操作が必要ないので、どのような状態でも快適に見ることができます。ただ、操作するとのあるとまだ慣れの問題もありますが、ややたどたどしくなってしまいます。
まとめ
最後にファーストインプレッションとしてまだあまり使用してない状態での感想ですが、
- 画面は見やすく、かなり現実的になってきた。
- 大きさや重さも、特定の場所で使用するには負担の無い大きさになった
- 公共の場では、まだ違和感のあるカタチ・大きさ(夜はくらいので問題ない)
- 一番の問題は、操作性がもう一つ
- 画面の位置と大きさが固定なので、画面を付けながら手元が見えづらい
- 電池持ちはスマホに依存、BT-40Sのコントローラは充電しながら使用可能
なにかの映像を見ながらとか画像を見て、作業をするなど、AR的に使用することは可能は可能。一番良い使用方法は、映像等の鑑賞用として使用するのが一番快適にしようできる。
まだ内蔵カメラの使用した遠隔との映像のやり取りしながらの作業などは、映像が見えやすいのでかなり現実的にであると感じた。ただ画面が大きいので作業の手元が果たして見えるのかという点はやや疑問を感じた。
今回は、届いてから数字のファーストインプレッションと捉えて下さい。また使用をもう少し重ねた上で記事を追加で書いていこうと思います。