製造業経営コンサルタントの井上です。
2019年7月の鉱工業指数(生産)の工作機械を見ていきます。それと合わせて、工作機械受注統計の2019年7月も見て下さい。
現状、工作機械生産指数はまだ改善しているとは言い難い状態です。
生産よりも先行指数の工作機械受注高(2019年7月)は、下げ止まった可能性が出てきました。ただ、9月1日に強化される米中貿易戦争の影響がボディーブローの様に年末あたり効いてくるのではと心配しております。
鉱工業生産指数 工作機械(旋盤・マシニング)(品目)2019年7月

未だに、マシニングの生産が下げ止まった可能性があります。旋盤は下降に転じました。ついに100を切りました。
鉱工業生産指数(業種別)金属加工機械 2019年7月

業種別の金属加工機械で見てみると、下降トレンドです。
工作機械受注統計 2019年7月

2019年5月の工作機械受注高はもう少し下げると思ってましたが、意外と横ばいで推移。
鉱工業生産指数 工具等 2019年7月

工作機械関連ニュース 2019年8月
工作機械メーカーのDMG森精機が6日発表した2019年1~6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比20%増の106億円だった。前年までに積み上げた受注残が寄与したほか、複雑な加工ができる5軸加工機など単価の高
三菱重工工作機械は、テーブル形横中ぐりフライス盤の新シリーズ「MAF-E II」を開発し、その第1弾として中ぐり主軸径130mmの「MAF130E II」を商品化した。サーモスタビライザコラムと主軸冷却機構を採用している。
自動旋盤 倍増狙う シチズンマシナリー、独自技術搭載
頑張れ信州サッカー
工作機械製造のシチズンマシナリー(北佐久郡御代田町)は、金属の切りくずを細かくする独自技術「低周波振動切削」を搭載した自動旋盤の製造、販売を強化する。切りくずで製品が傷つくのを防げる特長が市場に認知
MONOist、EE Times Japan、EDN Japan、スマートジャパンの産業向け4メディアは2019年7月10日、名古屋市内でセミナー「MONOist IoT Forum 名古屋」を開催した。本稿の前編では、オークマ 専務取締役 領木正人氏による基調講演「IoTが拓
愛知県刈谷市にあるブラザー工業の刈谷工場。金属を削ったり穴を開けたりするマシニングセンターと呼ばれる工作機械をつくるこの工場の中に対照的な光景がある。
「母」に例えられる工業製品がある。金属を削ったり穴開けしたりして部品をつくる工作機械だ。「マザーマシン(母なる機械)」と呼ばれ、中部地方に集積する自動車や航空機など様々な製造業を黒子として支える。
工作機械のスギノマシンは6月、18年ぶりのトップ交代を実施し、杉野良暁氏(50)が社長に就任した。杉野社長は自動車の電動化に合わせて「多様な部材を加工する技術が必要になる」と開発を強化する方針を表明。医薬品
マザーマシンとも呼ばれる工作機械は製造業にとって必要不可欠な存在だ。日本工作機械工業会によれば、「あらゆる機械やその部品類は工作機械によって作られ」、「工作機械の性能の優劣が、生み出される製品の競争
豊和工業は海外の工作機械の製造・販売体制を再編する。中国での工作機械生産を止め、生産は日本に集約した。東南アジアでの販売はインドネシアに集約し、2020年3月にシンガポール販売子会社を清算する。一方