製造業経営コンサルタントの井上です。
最近はTwitterでのほぼ毎日製造業のIRなど発信が多いです。ぜひフォローしてもらうと色々な情報が手に入ります。
今回は、半導体製造装置の切削加工業の(株)マルマエの直近の業績です。IR資料を見てその企業の業績をみるのは当然ですが、そこから読みとける今後の動向などを中心にツィートをここでも共有していきます。
では見ていきましょう。
(株)マルマエ 2023年度 第2四半期決算
(株)株式会社マルマエは、半導体製造装置の切削加工に特化した企業です。主に、半導体製造装置に使用される機械部品の製造を手掛けており、高度な技術と精密な加工能力に定評があります。同社が扱う機械部品には、シャフトやスプリング、ガイドピン、ジグ、フィンガーなどがあり、これらは半導体製造装置の中で欠かせない部品として使われています。また、同社は顧客のニーズに合わせたカスタムメイドの製品も提供しており、半導体製造装置メーカーからの信頼も厚い企業です。製品の生産において、同社は最新の技術を駆使しています。特に、自社開発の超精密加工技術により、高い品質の製品を短納期で提供することが可能です。また、品質管理にも力を入れており、各工程での厳格な品質チェックにより、高い品質の製品を確保しています。株式会社マルマエは、半導体製造装置の切削加工業に特化した企業として、高度な技術力と品質管理体制により、顧客からの信頼を得ています。今後も、最新の技術を取り入れつつ、より高度な製品を提供し続けることで、半導体製造業界の発展に貢献していくことが期待されます
https://www.marumae.com/
半導体製造装置の切削加工は、微細な加工精度を必要とする非常に高度な技術です。この技術は、半導体チップや電子部品の製造プロセスに欠かせないものであり、高性能な電子機器の開発に必要不可欠な技術となっています。
切削加工は、半導体素材を切削加工機械によって削り出すことによって行われます。この過程では、高速回転する切削工具が素材表面に接触し、素材を削り取ります。この際、工具の回転数や加工速度、切削深さなどを微調整し、非常に精密な切削加工を実現します。
半導体製造装置の切削加工には、以下のような特徴があります。
微細な加工精度が必要とされる。 半導体素材は非常に微細な構造を持っており、その精密な加工は電子機器の性能に直結します。そのため、切削加工においても非常に高度な技術が必要とされます。
加工プロセスにおいて、素材表面に傷がつかないようにする必要がある。 半導体素材は非常にデリケートで、表面に傷がつくと素材の性能が低下することがあります。そのため、切削加工においては、加工機械や工具の選定によって表面傷を最小限に抑えるようにします。
加工中に素材が発生する微小粒子が問題となる。 切削加工によって削り出された微細な素材粒子は、周囲の環境に影響を与えることがあります。そのため、加工プロセス中に発生する微小粒子を最小限に抑えるように、特別な環境制御が必要とされます。
以上のように、半導体製造装置の切削加工は、非常に高度な技術を必要とするプロセスです。そのため、切削加工に関する専門的な知識や技術を持った専門家が必要とされます。
🟥(株)マルマエ 第2四半期決算①
<切削加工業(半導体部品)>(3月30日発表)流石に四半期売上は減少トレンドへ
受注残がまだあるが、直ぐに食いつぶす程度
主要顧客が日本発条とTEL、日本発条の顧客もTEL
受託の上場企業は、大きく景気に左右される#企業研究 #企業決算 pic.twitter.com/EDVhAlxXUh— 井上雅史|ものづくりビジネスを研究📣 (@masashi_i) April 14, 2023
IRから漏れ伝わるシリーズ
※なお、本ブログは、本ブログ作成者が細心の注意を払い判断した出所からの情報に基づき作成されています。ただし、本ブログの記載内容が真実かつ正確であり、重要な事項の記載が欠けていないことを保証するものではありません。
注目企業の事業分析 | ||||||
業界 | 企業名 | 事業内容 | 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 期末 |
半導体製造装置 | レーザーテック(株) | 半導体マスク欠陥検査装置等製造 | 9月 | 12月 | 3月 | 6月 |
ローツェ(株) | ウエハ搬送システム、FPD製造装置等 | 5月 | 8月 | 11月 | 2月 | |
工作機械・産業用ロボット | ファナック(株) | CNC装置、工作機械、産業用ロボット製造 | 6月 | 9月 | 12月 | 3月 |