
製造業経営コンサルタントの井上です。
最近はTwitterでの発信が多くぜひフォローしてもらうと色々な情報が手に入ります。
今回は、自動車部品の(株)デンソーの直近の業績(第3四半期)です。IR資料を見てその企業の業績をみるのは当然ですが、そこから読みとける今後の動向などを中心にツィートをここでも共有していきます。
では見ていきましょう。
(株)デンソー 2022年度 第3四半期決算
デンソーは、自動車部品メーカーであり、主に小型モーターシステム製品の開発・製造・販売を行っている。デンソーはアスモ株式会社と事業統合し、モーター事業を統合することで技術開発のスピードアップ・レベルアップを図り、電動化システム、自動運転システムの技術開発の強化とともに環境に優しく、安全快適なモビリティ社会の実現に貢献している。
デンソーは、2035年までに生産活動におけるカーボンニュートラルの実現を目指している。デンソーは、工場から排出されるCO₂をゼロにする再生可能エネルギーの利用、徹底した省エネ活動の実行、低カーボンな材料・設備・生産工程の採用、Factory-IoTの導入などを加速し、世界約200拠点の工場に先駆けて、安城製作所を2021年度中にカーボンニュートラルな工場とすることを目指している[2]。また、デンソーはクルマの電動化に貢献し、CO₂を可能な限り削減することも目指している。駆動システムとサーマルシステムを核としたエネルギーマネジメント技術でカーボンニュートラルに貢献し、BEV・HEV・PHEV・FCEVからe-VTOL、e-Fuel、非接触給電などの技術開発を全方位で推進して電動化の普及に貢献し、2025年に電動化分野で売上1兆円を目指す。https://www.denso.com/jp/ja/
🟥(株)デンソーの第3四半期決算(2月3日発表)です
業績は着実に上がってきている。鉱工業生産指数や時代の変化(EV化の流れ)等から見ても、デンソーはポジションを取っている。(つづく)#企業研究 #企業決算
— 井上雅史@ものづくりのビジネスを考える (@masashi_i) February 25, 2023
🟥(株)デンソーの第3四半期決算(2月3日発表)②
得意先別売上収益を見ると、トヨタ比率は
●トヨタ比率: 51.7% → 50.2%
(伸ばしているが落ちている)他の得意先で特に売上を伸ばしているのが、
ホンダ以外が増えてという感じです(つづく)#企業研究 #企業決算— 井上雅史@ものづくりのビジネスを考える (@masashi_i) February 25, 2023
🟥(株)デンソーの第3四半期決算(2月3日発表)③
製品別の売上収益と構成です(物量ベース)
①サーマルシステム +13.1%
②エレクトリフィケーションシステム +10.5%
③モビリティエレクトロニクス +5.9%
電動化関連が伸びてますね
(つづく)#企業研究 #企業決算— 井上雅史@ものづくりのビジネスを考える (@masashi_i) February 25, 2023
🟥(株)デンソーの第3四半期決算(2月3日発表)④
気になるところが、北米の営業赤字です
要因は、物流費や部材費の高騰の影響が大きとのこと。
欧州はどうなんでしょう?
着地予想は前回予測より悪化するとのこと。まだ厳しいですね。#企業研究 #企業決算— 井上雅史@ものづくりのビジネスを考える (@masashi_i) February 25, 2023
高校生で製造業対象コンサルになると決意→工学部→就職最終面接の後,交通事故で入院→絶望→退院後合格→タナベ経営入社:営業6年で3回No.1→コンサルへ製造業特化で船井総研へ15年以上製造業分野No.1|ものづくり企業の経営のモジュール化|仕事を取るWEB実績210以上| @masashi_i
※なお、本ブログは、本ブログ作成者が細心の注意を払い判断した出所からの情報に基づき作成されています。ただし、本ブログの記載内容が真実かつ正確であり、重要な事項の記載が欠けていないことを保証するものではありません。
注目企業の事業分析 | ||||||
業界 | 企業名 | 事業内容 | 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 期末 |
半導体製造装置 | レーザーテック(株) | 半導体マスク欠陥検査装置等製造 | 9月 | 12月 | 3月 | 6月 |
ローツェ(株) | ウエハ搬送システム、FPD製造装置等 | 5月 | 8月 | 11月 | 2月 | |
工作機械・産業用ロボット | ファナック(株) | CNC装置、工作機械、産業用ロボット製造 | 6月 | 9月 | 12月 | 3月 |