明けまして、おめでとうございます。

本年は、よりコンサルティング現場で起こっている様々なことをお伝えしつつ、その対処法をお仕えします。

また今後の世の中の流れを早い段階で情報提供していきます。

まずは、前回からの続きの製造業・加工業が競争力を失う”症状”が出てら、逆にチャンスかも!③を、お伝えします。

まずは、再度、”装置業のあるある”をどうぞ!

1. 開発(予算を使う)という発想が無い。
2. 設計製作会社(の場合)だから、何でも仕事を取ろうとする。
3. 営業が、なぜか現場に入って営業していない。
4. 新規案件を取る営業担当や仕組みも無い。営業担当も口だけでやらない。
5. 新規案件の獲得が、意図的にできていない。
6. 積算が遅い。または営業担当者が積算している。
7. 特定の営業や社長しか受注が決まらない。
8. 受注予定案件が、翌月にずれる事が多々ある。
9. 受注残を 3~6ヶ月以上持っていない。
10. そもそも設計者がいない。
11. 色々な装置を請けて、設計者が疲弊している。
12. 内製化しようとして、納期遅れが頻発する。(設計、加工)
13. 工程管理をずさんで、納期順守という意識が薄い。
14. 外注先から、外注担当者が“良い人”と言われている。
15. 原価管理などシステムが使いづらいと言い訳を言って、活用できてない。
16. 納期、原価が把握し改善する仕組みが実は弱い。
17. 納期を心配しているのが、営業担当だけである。
18. 製番別での原価オーバーが頻発するが、原因追及がない。
19 リピートの装置なのに、設計ミスが多く修正が頻発している。

20.やってもやらなくても、どうせ給料は変わらないし、増えないと思っている。
21できる人のところに仕事が集中し、最終的に優秀な人材が辞めていく。。。。

いかがでしょうか?

今日は、3.の営業が、なぜか現場に入って営業していないです。

結論から申し上げると、営業が営業成績が上げられない時の理由として、現場の生産管理(特に工程管理)ができていないことを理由にするためです。

多くの中小製造業(特に装置業)は、営業に対してあれもこれも求めようとします。

その理由は、

①客先情報を一番持っているということ

②現場は、人工(ニンク)仕事だから、工数を使うのは製作だけということ

特に上記2点が上げあられます。

理由①は、確かに多くの中小企業(特に50名以下)営業が一番情報を持っています。それを設計以下製造現場に情報をしっかりと流し、その後の仕事(設計、調達、加工、組立等)は責任を持って現場にやってもらう方が強い会社になります。現実的には、そうなっていない中小製造業がいいです。

最大の原因は、責任の所在が不明確なことと、会社に神経が通っていないことです。

営業があらゆることに対して主導すると、特に現場のQCD生産性に対する責任感が希薄になります。

何か問題があった場合は、営業がしっかり情報を出さないからという無責任行動に出てきます。

営業は、反論はしますが、結局顧客からクレームや文句を言われる矢面に立つのが営業だから何とかしようとします。現場が頼り甲斐がないからなど、いろいろ理由をつけて、現場に指示をしていきます。何とかしなければという思いからです。ただこれは営業の仕事ではありません。

この先はどうなるかというと。。。。。営業も受注を取れない理由を、現場がやれないできないからということを理由にしだします。

優秀な経営幹部がいれば、このあたりの調整をしっかりして、お互いの役割を明確にしていきます。その結果、責任の所在が明確となって、本来のそれぞれの仕事ができるようになって、業績が上がり、強い会社になっていきます。

仕事なので、自分の業務・役割がわかって当たりまですが、そうはうまくいかないのが現実です。

当たり前のことを、当たり前にやろうと常に意識して行動しないと会社は変な方向へ向かって行きがちです。

この様な症状は、会社を確実に弱くします。中長期的に確実に。

何かやり方が良くないのです。

だから、チャンスなのです。要は、やり方が悪ければ、やり方を変えればいいのです。

単純です。後は、どう行動するかです。

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