MSMとは、Machine to Machineと訳され、人を介せずに物と物で通信を行うことと捉えられていたが、最近では人と物の通信(Man to Machine)でも使われるようになり、明確な定義はない。
背景には、通信事業者がLTEビジネスの次の市場として新たな収益源としていると言うことがあります。携帯だけでは、収益性が落ちているからである。
機械分野においては、いち早く取り入れているメーカーとしては、コマツが上げられる。私も以前、コマツの関連のシステム会社でM2Mシステムを開発しているクリオカで講演(M2M見える化 定期セミナー ★拡大版★)をご一緒させてもらいました。
具体的に、機械メンテナンス分野でのM2M活用方法は、稼働率や故障発生時の通知や盗難時の捜索など固定型の設備でない装置・設備の管理を行うものである。
さすが世界のコマツ。管理台数が多いのと、管理範囲(地域)が広いので、十分活用しがいのあるシステムである。
中小・中堅メーカーでの活用には、投資するだけの効果があるかどうかはしっかり検証しないとシステム倒れになってしまいます。
現在、私のご支援先でも、アナログの顧客管理で情報をできるだけ管理して、顧客設備担当であるとという気持ちで販売した機械・設備をお守りしていくことが更新需要を見据えたら重要になる。
ただ機械・設備の更新需要が10数年先など、かなり先になるのでこのM2Mの導入コストがさがるのであれば中小・中堅メーカーも検討の余地があるので動向をまたチェックしていきたいと思う。
展示会もありますね。「ワイヤレスM2M展」
会期: 2014/05/14 – 16見本市の役割の一つは、新テクノロジーに光を当て、新たなマーケットを創ることです。 組込みシステム開発技術展の小さなカテゴリーにすぎなかった機器間通信(M2M)技術に着目し、2012年に専門展として独立。 本展の誕生によってM2M技術がIT業界から大きな注目を集めるようになり、今では日本に本格的なM2Mマーケットが急速に拡大しつつあります。 見本市の発展と、業界の発展が比例している象徴的な例です。
【出展対象】・M2M業務システム (施設管理、物流、販売など) ・クラウドM2M ・無線モジュール ・無線通信技術 (LAN、WAN、NFC) ・センサネットワーク技術 ・RFIDソリューション【来場対象】・下記業界のネットワーク・システム責任者、担当者 製造業 (自動車、工作機械、建設機械 など) 設備管理・メンテナンス業 物流業 (運輸、倉庫) 流通業 (小売、卸、商社) ・国、地方自治体 ・通信キャリア、SI
- 会場 : 東京ビッグサイト