製造業 経営コンサルタントの井上です。
2019年9月(速報)の工作機械の受注高が発表されました。
8月は1000億円を大幅に割ってしまったが、9月は989億円と戻してきました。内需が強いですね。まだこの先は状況は予断を許さないと思います。
次に日経からです。
日本工作機械工業会(日工会)が9日発表した9月の受注額(速報値)は、前年同月比35.5%減の989億円だった。全体の受注額が12カ月連続のマイナス。業界で好不況の目安とされる1千億円も2カ月連続で下回った。米中貿易摩擦の影響により、設備投資を様子見する動きが続いており、需要底打ちの兆しがみえない。
内需は28.5%減の460億円、外需は40.6%減の529億円だった。内需が10カ月連続、外需が12カ月連続でマイナスだった。(日本経済新聞より)
受注高と鉱工業生産指数の時間軸を合わせて見ました。
鉱工業生産指数(品目別)の旋盤とマシニングだけで、工作機械の8割を占める言われています。マシニング系の減少が多いと思われます。(ファナックかなぁ)現場感でも、部品加工業でも工作機械分野が少なくなってきています。(メーカーによります。)
工作機械受注統計 2019年9月

鉱工業生産指数(品目)工作機械 2019年8月
