製造業経営コンサルタントの井上です。
最近は、クライアント(製造業)の採用活動がやりやすくなってきました。一時期は、本当に集まらなくって、どうなることやらと思ってましたが、春先くらいから良くなってきた感じです。
とはいえ、まだまだ採用で人が集まらない会社は多いです。
製造現場がある会社に申し上げているのが「オープンキャンパス」ならぬ「オープン・工場」または「オープン・ファクトリー」を開催することを提案してます。
実際、先日の日刊工業のニュースイッチにも”工場見学だけじゃない!子どもが喜ぶ町工場の“縁日”として実施している会社がありました。
ワークショップを通じて、子どもたちに町工場に親しんでもらうイベント「町工場たいけん えんにち!」が、プレス金型の設計製作などをするニットー(横浜市金沢区、藤沢秀行社長、045・772・1371)で開かれた。イベントは横浜市が後援。市も協力して地域の小学生らに事前にビラを配布。取り組みが奏功し、午前中は雨天ながら来場者が1025人と初めて1000人を超えた。(ニュースイッチより)
この会社は、純粋に子供たちにものづくりの楽しさを伝えることを目的に開催していると思います。
子供たち、特に男の子は製造現場には、なぜか魅力を感じます。ワクワク感があります。
工場見学ではないですが、私も息子(小学2年生)を連れて「ロボットサミット」に行ってきました。ややインドア派の息子がロボットなどを見て楽しかったどうか気になったのですが、やはり楽しそうにしていました。ものづくり系の現場は魅力がいっぱいあります。
ただ通常、工場などは一般の方が見ることができないのです。
そこで、地域の親子連れに対して工場見学出来る日を「オープンファクトリー」として、開放して見学してもらうことが将来の幹部候補が入社してくれるかもしれません。ただあまりに未来の話ですが、もしかしたら兄弟がなどがいて、数年後、入社希望をしてくれる人もでてくるかもしれません。
いずれにしても、採用活動はインディードなどのダイレクト・リクルーティングを基本に、リクナビ、マイナビやハローワーク、最近では地域に採用の募集の折込チラシを撒いて成功している製造業もあります。できるだけチャネルを広げて、チャレンジして、効果を見ながらノウハウを社内に貯めていくことが、重要になります。
「オープン・ファクトリー」に、ぜひチャレンジしてみて下さい。