
中小製造業の教育はOJTという名の無責任状態
製造業経営コンサルタントの井上です。
中小製造業の教育について思うのですが「ものづくりは、人づくり」という割には、OJTというなの無責任状態が多い。
そんなことをTwitterでつぶやいたことをまず。
毎日、中小製造業の装置業や部品加工業のコンサルティングをしているが、会社として何が重点であるか、絶対に抑えるべきポイントは何かがズレていることが多いと感じる。
— 井上雅史@船井総研 上席コンサルタント・エグゼクティブ経営コンサルタント (@masashi_i) October 21, 2019
機械で製造する場合(切削加工など)と人手が多くやや専門知識が必要なケースが多い装置組立だと、ポイントは違ってくる。
特に、装置の設計製作などは、営業→設計→調達→生管→組立→電装→検査など、機能が多い。また専門知識も必要の職種も多い。だから難しいとよく言う。専門性も要求される教育が重要と言う。しかし、教育はOJTという名の人任せ。
— 井上雅史@船井総研 上席コンサルタント・エグゼクティブ経営コンサルタント (@masashi_i) October 21, 2019
より難しいの業務であればあるほど、教育方法に拘る必要がある。拘るレベルでなく、研究するくらいの気概必要。良い機械は調べて(研究?)して買うが、教育方法はOJTという名の人任せ。
— 井上雅史@船井総研 上席コンサルタント・エグゼクティブ経営コンサルタント (@masashi_i) October 21, 2019
同時並行で、人に頼らないやり方も考える。
考えて、考えて、チャレンジして、チャレンジして、最後に人間でやるべきことに行き着いて、そこを磨くことが重要。
— 井上雅史@船井総研 上席コンサルタント・エグゼクティブ経営コンサルタント (@masashi_i) October 21, 2019
これが本当の「ものづくりは、人づくり」と言えると思う今日この頃。
なかには、しっかりと高品質な指導教育をする人がいます。
品質の高い教育者がいる場合は、その教えるポイント、教え方をできるだけ、ドキュメントに残します。勉強会か開催してもらい、それを動画を取ります。
そこまでしなくてもまた勉強会やってもらえばいいじゃないですか?
というトンチンカンなことを言う幹部もいるが、同じことを教える場合は、単純に工数2倍になります。コスト倍です。
製造業は、いまシステム化、自動化がより進み(大企業よりかなり遅いですが)、人が何をするかにかかってきます。大企業は着々と進んでいます。もう既に、相当のレベルに行っているでしょう。その中で、中小製造業は生産性が低いと言われてます。
標準化 → デジタル化 → システム化・自動化、は必須の流れである。今まさに、実行に移すべき。
もしできない場合は、もっと基本的な部分の経営の見直しが必要。もっと改善を急がねばいけない。