現在、さまざまな業界で電子化が進んでいる。特に、モバイル機器の代表としてのスマートフォンやタブレット。また、自動車業界のEV化。これらは全て電池を使用する。現在は、リチウムイオン電池(lib)である。
この素材であるリチウムイの需要増加のペースが加速するとされている。モバイル機器の需要の伸びと電気自動車の普及を背景に、リチウム需要が世界の経済成長の最大3倍のペースで拡大すると予想されている。需要が年間7~10%伸びると予想されている。
世界規模で見るとさまざまな産業が成長トレンドにある。
日本の中小企業も、縮小する国内だけを見るのでなく、意識だけでもまずは、海外市場の現状をしっかり見極めて対処する必要がある。
リチウム需要、経済成長牽引 関連企業、最大規模M&Aの原動力に
高性能電池の需要急増が、リチウム関連では過去最大規模の企業の合併・買収(M&A)の原動力となった。リチウムイオン電池は、スマートフォン(高機能携帯電話)の電気系統や電気自動車、コードレスドライバーなどに利用される。
特殊化学品メーカーの米アルベマールは先月、リチウム製品メーカー世界最大手の米ロックウッド・ホールディングスを、現金と株式合わせて62億ドル(約6300億円)で買収することに合意した。(SankeiBiz)