機械化によって、工場の省力が進み人の仕事は機械に取って代わったきた。
現在は、インターネットによって事務又は営業等の仕事が取られつつある。
このことは、経営の観点から言えば、喜ばし面もある。生産性が上がるという点で。
ただ従業員の雇用確保をしていくという点では、余剰の人員がでてしまうということがある。しかし。余剰が出たら新しいことをする為の人材として活用すればよい。
そこまで考えた、ビジネス展開や戦略をそろそろ真剣に考えないといけない時期ではないでしょうか。
このような記事も時々出てきている。
ビジネススクールはオンライン授業の脅威にさらされているのか?
オンライン教育 V.S. ビジネススクール
なぜ、ビジネススクールは存続が危ぶまれているのでしょうか? リオンス氏によると、名門ビジネススクールは、今後更にオンラインで学位を取得できるコースを用意するそうです。それによって、ランキングが低いビジネススクールは深刻な問題に直面する可能性が高いとのこと。「知名度の高いスクールがオンライン課程を始めることによって、より遠方の学生を取り込めるようになります」
ですが、名門ビジネススクールはオンライン課程に力を入れるでしょうか?
微妙なところでしょう。先に紹介したリオンス氏の考えをハーバードビジネススクールとダートマス大学タックビジネススクールの関係者に紹介した上で、次のような質問を投げかけました。「ビジネススクールに直接通って、いきいきとした現場の授業を受け、オンライン課程以上の価値を得られるような経験を学生に提供するために、どのような取り組みをするつもりですか?」と。
ハーバードビジネススクールのメディア担当者ジム・アイスナー氏は次のように回答しました(太字部分は筆者追加)。
>ハーバードビジネススクールのMBAプログラムには、毎年900名の学生が入学します。彼らは最低2年の社会人経験
>を積んでおり、出身国は約70カ国に及びます。彼らは、ケースメソッド教育を通じて、他の学生や教員と常に意見
>や考えを交換していかなければなりません。学生は教員から学ぶだけではなく、同級生同士互いに授業内外の機会>において、学習していきます。そうした機会には講座だけでなく、数多くの実習や起業を通じての学習機会も含ま
>れます。こうした経験を通じて、そのほとんどが40エーカーのキャンパス内で生活を送る学生たちのあいだで、強
>い仲間意識が生まれます
アイスナー氏のコメントは、オンライン課程では得ることの難しいビジネススクールならではの特徴について言及しています。学生・教員間の交流、実習を通じた学習、仲間意識、コミュニティなど。タックビジネススクールに関しては、学長補佐のペニー・パケッテ氏が、次の様にコメントしています(太字部分は筆者追加)。
>ポール・ダノス学長がつい先日、卒業生向けの雑誌Tuck Today上でこのように書きました。「オンライン空間での
>経験は、世界中の才能あふれる、意識が似通っている学生たちと集中して学び、専門分野において先駆的な活動を
>しており、自らの知識を学生と共有することに情熱を捧げる教員陣と一対一で交流する機会を得ながら2年間じっく
>り学ぶ経験に勝ることは決してないだろう。そのような現場の経験に替わるものは存在しない。私たちが今後も常
>に真に革新的な経験を提供し続ける限り、フルタイムの全寮制のプログラムは常に存在するはずだ」タックビジネ
>ススクールのMBAは各講座の集合をはるかに越えた存在なのです。それは、最高の経験であり、学生達は24時間毎
>日それを呼吸するように体験するのです。
ハーバードビジネススクールやタックビジネススクールの宣伝をするつもりは毛頭ありません。ですが、オンライン課程の盛り上がりや、従来の形のビジネススクールの衰退ついて、当事者の声を聴くのは非常に興味深いものです。
やはりインターネットは産業革命の次に来た、新たな革命であることは間違いなさそうである。