製造業経営コンサルタントの井上です。
今日、下記のニュースがありツィートしたことについてです。
国内へ設備投資と海外への設備投資の割合が気になるところ。大手製造業の国内外の設備投資額を見ること製造業の未来がみれるかも。 / トヨタとマツダ、米新工場に追加投資 生産強化で890億円 (日刊工業新聞電子版) #NewsPicks https://t.co/rUOJyyacV6
— 井上雅史@船井総研 上席コンサルタント・エグゼクティブ経営コンサルタント (@masashi_i) August 15, 2020
日本の製造業は人口動態から見ても、既に人口減少に入っていること、逆に海外では人口増加している点から見て海外が大きな市場になっています。
この状況からした場合、国内の製造業の競争力(コストが主になりますが。。。)が強ければ輸出が増える、弱ければ海外生産が増えるとなります。(滅茶苦茶単純化した場合)ニュースに出ている自動車メーカーの場合は上記のような単純な論理で図れず、現地生産比率など各種規制があり政治的要因も多いことは承知の上です。
自動車が日本の産業においてもまだ輸出額は多く、1、2位を争う産業です。この様な産業がどのような理由であれ、輸出割合が減るということは国内生産は確実に減るということになります。
製造業で残る産業と残れない産業ははっきりします。もう既にはっきりしてきています。この流れを見る上で、タイトルにあるように大手製造業の国内外の設備投資額の動向がどうなっているか今後見ていきたいと思います。
今回は、わかりやすく2020年3月期のトヨタ自動車で見てみたいと思います。


トヨタ自動車の有価証券報告書(2020年度)より、2020年度と2021年度予定を見てみました。トヨタ自動車本体の設備投資が国内と仮定すると自動車事業の国内投資額が多い状態になります。調べてみてわかったので、もう少ししっかりとどこの国に投資されるのか調べないと現状がわからないので、TR1やTR2に当たるメーカーを再度調べて掲載していきます。
大手製造業の設備投資動向の国内投資額の推移や海外への設備投資動向を見れば、中小製造業の未来(傾向)が見えてくる。