CFRP(炭素繊維強化プラスチック)は、航空機などに使用され軽くて強度がある素材として注文されています。いわゆる”カーボン”と言われるものです。カーボンファイバーは炭素繊維のことを示し、CFRPは事硬化性樹脂でカーボンファイバーを積層・硬化させてものです。カーボンと樹脂とのあわせ技です。
最近では、アルミの補修材として、熱硬化性樹脂(EPなど)が使用されます。樹脂だから決して柔らないモノだけではないのです。しかも金属よりも高価なものもあります。
台車フレームの重量が、従来比で約40%削減。
これは期待できる技術ですね。さらに幅広い分野で使用されているいくことでしょう。
別の側面から言えば、金属からの他の素材への置き換えが進んでいると言うことです。少し違い話ですが、自動車がハイブリット車の次が燃料電池車であれば、エンジンがなくなります。金属加工の大部分がなくなります。(他の技術になるので、既存技術でない)将来的な金属加工業および金属加工機械製造業は、今のうちから手を打っておくべきでしょう。
川崎重工業が開発した鉄道車両の新型台車「efWING(イーエフウィング)」。世界で初めてというCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用した特殊な構造により、軽量化による省エネ性能の向上に加え、脱線に対する安全性や乗り心地も高めている。川崎重工は鉄道車両を中核事業の1つと位置付けており、「次世代の台車」として国内外で売り込む。(産経ニュースより)