ものづくり企業 経営コンサルタントの井上です。

アメリカの製造業の動向もグラフにしました。設備稼働率と鉱工業生産指数を見ていきましょう。今回から、ISM製造業景状指数も掲載しておきます。

設備稼働率(結果:改定後)(2019年10月)を見ていきましょう。

10月は、また下降し76.7%になってます。

米国 設備稼働率 2019年10月

【米国】設備稼働率は、連邦準備制度理事会(FRB)が発表をする、生産能力に対する実際の生産量の比率を表した、経済指標です。基準時点(現在は2002年が基準年)の平均稼働率を100としてます。
この指標は、設備投資とインフレの先行指標とされていて、80%を超えると投資が活発化すると考えられています。

次に、鉱工業指数になります。

米国 鉱工業生産指数 2019年10月

【米国】鉱工業生産(IIP)は、アメリカの鉱工業部門の生産動向を指数化した「経済指標」です。
四半期ごとに発表されるGDP(国内総生産)と比べて、鉱工業生産指数は毎月発表されますので、景気実態を把握する上で速報性が高いのが特徴です。
米国の製造業、鉱業、公共事業(電気・ガス)の生産動向を、基準年を100として指数化したもので、基準年は5年ごとに改定されます。

鉱工業生産指数は上下しながらですが、中心線で捉えると状況に転じてきたようです。

【米国】ISM盛業業形状指数 2019年10月

(米国)ISM製造業景況指数

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