部品加工業・ロボットSIer・製造業専門 経営コンサルタント(井上雅史)のブログ
【コンサルティング】

製造業のブロックチェーンの活用・用途

製造業コンサルタントの井上です。

今年後半の仮想通貨の値上がりはすごいものがあります。

その仮想通貨の基幹システムとして生まれた技術のブロックチェーンが今後世の中を変えていくでしょう。

ブロックチェーンは、P2Pでの分散型ネットワークシステムで改竄できないなど、今までにない技術になります。

ブロックチェーン英語Blockchain)とは、分散型台帳技術、または、分散型ネットワークであるブロックチェインともビットコインの中核技術(Satoshi Nakamotoが開発)を原型とするデータベースである。ブロックと呼ばれる順序付けられたレコードの連続的に増加するリストを持つ。各ブロックには、タイムスタンプと前のブロックへのリンクが含まれている。理論上、一度記録すると、ブロック内のデータを遡及的に変更することはできない。ブロックチェーンデータベースは、Peer to Peerネットワークと分散型タイムスタンプサーバーの使用により、自律的に管理される。フィンテックに応用されるケースでは独占資金洗浄の危険が指摘されることもある。(wikipediaより)

このブロックチェーンは通貨そのものを仮想通貨として変革してしまっていますが、今後は、更にさまざまな用途に活用されます。

その中で、製造業でどのようなブロックチェーンサービスがあるか見てみましょう。

◆「IBM Blockchain」は、サプライチェーンやアイデンティティ管理、データ管理に利用
◆「Blockchain Foundry」は、製造分野での応用に向け、プロトタイプ製作や生産のためのブロックチェーンベースのサービス
◆「BigchainDB」は、スケーラビリティに優れたブロックチェーンサービス
◆「Chain」は、金融サービス企業向けのブロックチェーンプラットフォーム

用途としては、複数の製造業者が自前のシステムでデータベース(台帳情報)を管理していますが、データ連携を図ろうとすると、データ形式や管理方法がバラバラで同期の仕方も異なるなど多くの課題が生じることが多々あります。ブロックチェーン上で各社が製造履歴などの情報を共有するようになれば、データ連携も容易となり、台帳の更新時に参加者間で合意を取ることで、内容の正当性と一貫性を確保することが可能となります。

ブロックチェーンが向いている用途としては、

◆求められるパフォーマンス要件が厳しくなく、
◆記録や履歴を確実に残したい場合
◆管理主体・仲介者の関与を減らし省力化したい場合

た適合しやすい用途です。

中小製造業は、まだしばらくは実際に適用されるまで時間がかかると思います。

何ができるかだけは、早めに把握はしておいてください。

ABOUT ME
井上 雅史
(株)船井総合研究所  上席コンサルタント/ エグゼクティブ経営コンサルタント/シニアエキスパート    ●製造業分野のトップコンサルタント    ●船井総研 実績5位(2017年)→実績2位(2018年現在) 高校3年から経営コンサルタントを目指す。理系なので大学で経営工学を専攻。前職(タナベ経営)の最終面接の後に交通事故入院3週間。。。終わったと思ったら合格。タナベ経営 → 船井総研。 コンサルティグ分野は、受託系組立・金属加工業・樹脂加工業から、メーカーの産業機械(工作機械、半導体・液晶装置、印刷製本紙工機械、包装機械、化学機械、真空装置・真空機器、試験・分析機)など、また、修理・メンテナンス、エンジニアリング商社産業財を中心として、圧倒的経験値と実績があります。 特に、経営戦略・マーケティング戦略構築の攻めから、即効性だけでなく永続的に成長できるコンサルティグがポリシーです。また、クライアントの再生や株式公開に導くなど実績は多数。