製造業経営コンサルタントの井上です。

本日の日本経済新聞に機械受注高に関する記事が出ていました。

 内閣府が毎月公表する機械受注統計は、機械メーカーが受注した設備用機械の動向がわかる。これにより国内企業の設備投資の見通しをつかむことができる。17年11月は、船舶・電力を除く民需の受注額(季節調整値)が前月比5.7%増の8992億円と、2カ月連続で前月を上回った。

近年、機械受注の伸びをけん引しているのが製造業による投資だ。景気回復が始まる直前の12年11月と比べると、47%も増えた。非製造業(船舶・電力を除く)は4.8%増にとどまる。(日本経済新聞 20180118

2か月連続で前月を上回り好調が続いているとのこと。コンサルティング現場でも、部品加工業、設計製作会社は、ものすごく忙しくされています。

またその中で、半導体製造装置の伸びがかなり寄与している。

国際半導体製造装置材料協会(SEMI)によると、装置の世界出荷額は過去最高を更新した17年に続き、18年も前年比7.5%増を見込む。 東京エレクトロンは工場従業員のシフトを工夫し、フル操業状態で受注増に対応。半導体に電子回路を形成する「エッチング装置」を手掛ける東京エレクトロン宮城(宮城県大和町)は18年にも生産ラインを増設し、19年度中に生産能力を約2倍に増やす計画だ。                     (日本経済新聞 20180118

これからの社会は、何をするにも半導体が使われていくでしょう。IoTがこれから進むとなおさらです。

自動運転が今後進むとより、今以上に必要になります。産業財の分野は、海外へ輸出する企業が多いので、今後人口減少があっても関係ない業種になります。

IoTが進むと半導体が必要になり、半導体製造装置が飛ぶように売れていく。

それら装置を作る為の機械部品を加工している会社が、滅茶苦茶忙しくなる。(現在)

製造機械は、半導体製造装置も工作機械も輸出が増えるので、日本の人口減少も関係ない分野になります。

また今度、ブログで書きますが、そろそろ若い人も気づきだして製造業は人気業種になると予想。転勤もあまりないですいね。