製造業経営コンサルタントの井上です。
ここ最近、かなり急速変化している”現実”があります。
それがタイトルにもあるように、自動車の電動化率(EV+PHEV)の急速の変化です。直近のデータで見ると、ヨーロッパ諸外国(2020年12月販売データ)、日本各メーカー(2020年11月販売データ)で見てみます。
取り急ぎ、ドイツの2020年2月〜12月までのEVとPHEVの販売台数と電動化率も見ていきましょう。
グラフを見ての通り、単純に電動化率が上がっているのでなく、販売台数も増えている中、電動化率が上がっています。
2020年はコロナ禍で自動車販売台数は低下している状況はありいます。また補助金も国によりますが、70〜80万程度でているということも有りますが、そもそもEVなどの販売価格は内燃機関車より高額で安くて300万円台で多くは500〜800万円とかなり高額な価格です。
EV等の販売台数が伸びている中、EUで売れている車種に日本車はほとんど入っていません。というか、日本車でEV車がそもそも少ないです。
この様な状況の中での販売台数と電動化率の上昇が、新しい”現実”として早急に捉える必要があります。
トヨタからはウーブン関連の発表は有りましたが、まだ発表していない何かがあると信じていますが、このままいったら日本の製造業での最大産業である自動車産業が大変にことになります。また他の業界にも波及してくることは間違いないでしょう。
もしかしたらEV+自動運転で用途が広がって、プラスに働く可能性もありことはゼロではないと思います。
とにかく、現実を見てできる対策をしないとかなり大変なことになります。もう時既に遅しの感がありますが、できることはやりましょう!