【産業財・生産財(製造業商社)コンサルタント井上雅史のブログ「産業財マーケティング.com」 】

こんにちは。
今日は、売上高30億円の機械工具商のコンサルに行ってきました。そこは来期4月より息子さんが、係長から専務へ就任することになっています。いわゆる中小企業、オーナー企業の事業継承というところです。企業が生まれ変わる瞬間です。ここでは実務面でスムーズに専務の立ち位置に就くために、準備を進めています。(息子さんが支店にいて、本社にもどり、専務に一気になるというパターンです。)
ポイントとして、
①専務(社長の息子)が何を考えるかを伝えやすくすること
②専務として役割・業務を明確にすること
③専務として成果を短期間で出させること
④専務にも求心力を付かせること
具体的には、 今まで手付かずだった業務改善を行いながら業務部長を兼務し成果を出してもらいたいと考えてます。また、方針検討会や方針発表会など半期に一度は全社を前に会社として方向性を話してもらうこと。(朝礼で話すのは毎日になると”ボロ”がでるといけないので、今回は遠慮してもらうようにしました。)あとは、座席のレイアウトを変えることをお願いしました。細かなことですが、みんなが将来の経営者の動向に注目しています。20~30年に1度の大イベントです。絶対成功させてないと大変なことになります。息子さんのタイプや会社の社風などさまざま考慮した結果の打ち手になります。絶対成功させたいと思います。
やはり、息子さんが30代前半でも、専務にもなってしまうと経営者側になってしまいます。