製造業 経営コンサルタントの井上です。
2019年6月(速報)の工作機械の受注高が発表されました。
やっぱり1000億円のラインを割ってしまいました。
次に日経からです。
1000億円は利益を担保できる水準とのこと。今回の記事は意外と冷静な分析をしてます。
工作機械の受注については、昨年実績が好調だった反動減もありマイナス基調が続いていた。ただ、各社とも直近まで実需を底堅くみており、下期に向けて投資回復を期待する見方が強かった。
ここにきて米中貿易摩擦の長期化による需要低迷を嫌って、中国向けが足を引っ張っている。外需(輸出額)は36.4%減の612億円、9カ月連続のマイナスだった。
1000億円の受注は「利益を担保できる水準」(日工会の飯村幸生会長)としてきただけに、今後は各社の動きが注視される。ある工作機械メーカーは顧客からの受注が決まりにくい状況になっているという。「下期に向けて回復するとは見込んでいるが、二番底の懸念もある」(幹部)と警戒する声も出始めた。
(日本経済新聞より)
受注高と鉱工業生産指数の時間軸を合わせて見ました。
鉱工業生産指数(品目別)の旋盤とマシニングだけで、工作機械の8割を占める言われています。マシニング系の減少が多いと思われます。(ファナックかなぁ)現場感でも、部品加工業でも工作機械分野が少なくなってきています。(メーカーによります。)