ものづくり企業 経営コンサルタントの井上です。
アメリカの製造業の動向もグラフにしました。設備稼働率と鉱工業生産指数を見ていきましょう。また、ISM製造業景状指数も掲載しておきます。
設備稼働率(結果:改定後)(2020年1月)を見ていきましょう。
2ヶ月連続の悪化です。ISM製造業購買者担当指数では、1月が上昇しているので今後稼働率なども上昇してくるかもしれません。ただ新型肺炎の影響がそろそろ出そうです。
米国 設備稼働率 2020年1月
【米国】設備稼働率は、連邦準備制度理事会(FRB)が発表をする、生産能力に対する実際の生産量の比率を表した、経済指標です。基準時点(現在は2002年が基準年)の平均稼働率を100としてます。
この指標は、設備投資とインフレの先行指標とされていて、80%を超えると投資が活発化すると考えられています。
次に、鉱工業指数になります。
米国 鉱工業生産指数 2020年1月
【米国】鉱工業生産(IIP)は、アメリカの鉱工業部門の生産動向を指数化した「経済指標」です。
四半期ごとに発表されるGDP(国内総生産)と比べて、鉱工業生産指数は毎月発表されますので、景気実態を把握する上で速報性が高いのが特徴です。
米国の製造業、鉱業、公共事業(電気・ガス)の生産動向を、基準年を100として指数化したもので、基準年は5年ごとに改定されます。
鉱工業生産指数は上下しながらですが、大幅反発して上昇してます。