製造業 経営コンサルタントの井上です。

2019年1月の鉱工業指数を見ていきます。まずは、全体の鉱工業指数の生産指数です。

11月から鉱工業指数の項目が大幅に変わり、また基準が平成22年から平成27年=100へと変更になっています。
(「鉱工業指数の2015年基準改定の公表について」経済産業省より)
(経済産業省HPより)

1月の指数は103.1で、前月比を上回って明日ます。全体でみるとまだ動きが少ないと感じます。

鉱工業出荷指数 201811
(経済産業省HPより)

出荷指数で見ると100を上回って回復して、103.1です。

鉱工業指数参考図表集_平成31年1月速報_生産指数2
(経済産業省のデータを筆者がグラフ化)

ここに来て鉱工業生産指数を大きく動かした品目が、工業系が目立ってきました。

特に品目別の動向を見ていくと大幅に下がった品目が多数あります。

(経済産業省のデータを筆者がグラフ化)
(経済産業省のデータを筆者がグラフ化)
(経済産業省のデータを筆者がグラフ化)
(経済産業省のデータを筆者がグラフ化)
(経済産業省のデータを筆者がグラフ化)

いくつか代表的な品目を上げましたが、近年みたことがない急激な減少が見て取れます。数ヶ月まえからわかっていたことなので驚きませんが、夏くらいまでは落ち込みそうです。ただ、今まで高い水準なので、リーマンショックみたいな感じにはまずならないでしょう。製造業として、やるべきことが見えているので、回復するのは金融的とか何も無ければ問題ないでしょう。

(指標)【10日】工作機械受注高_201901
(筆者作成)

工作機械受注高から見た場合、一番反応が早い指標ので昨年のトランプ大統領が米中貿易戦争にはいったころから、下降トレンドに入ってます。

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