製造業経営コンサルタントの井上です。
2019年12月の鉱工業指数(生産)の工作機械を見ていきます。それと合わせて、工作機械受注統計の2019年12月も見て下さい。
工作機械受注高も減少トレンドの中、生産はダダ落ちです。工作機械受注及び生産が落ち込む理由が、需要が原因がありますが、他の要因も多くあると考えます。他国の工作機メーカーの競争力が上がってきているのも、気になります。
鉱工業生産指数 工作機械(旋盤・マシニング)(品目)2019年12月

未だに、マシニングの生産が下げ止まった可能性があります。旋盤は下降に転じました。ついに100を切りました。
鉱工業生産指数(業種別)金属加工機械 2019年12月

業種別の金属加工機械で見てみると、下降トレンドです。
工作機械受注統計 2019年12月

2019年5月の工作機械受注高はもう少し下げると思ってましたが、意外と横ばいで推移。
鉱工業生産指数 工具等 2019年12月

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日本工作機械工業会(日工会)が23日発表した2019年の受注状況(確報値)によると、年間受注総額は32.3%減の1兆2299億円で3年ぶりの減少となった。国内の自動車関連業界からの受注が前年比43.
工作機械業界の不振が続いている。中部経済産業局が31日発表した管内主要8社の2019年の受注額は、前年比30.
