製造業経営コンサルタントの井上です。

日本鍛圧機械工業会の会員企業の2020年5月受注高の動向をのグラフです。

こえは工業会HPにデータはあるのですが、エクセルなるなので簡単に見るための念の為アップしてきます。

一言!

すべてのカテゴリーで大幅減少。受注が2009年10月以来の100億円を割り込む結果になった。既にリーマンショッククラスに突入です。あくまでも受注ですので生産はこれからも大幅減少が続きます。コロナの影響が早くに改善する可能性がある業界もあるが、この業界はそれ以前からの減少がある。他の要因も大きと考えると低迷が長引きそうだ。

鍛圧機械 全会員受注動向 月次業況調査 推移グラフ

鍛圧機械 全会員受注動向 月次業況調査 推移グラフ

一般社団法人 日本鍛圧機械工業会より)

1.概  況受注総合計は98.3億円、前年同月比64.6%減となり、2009年10月以来の100億円を割り込む結果となった。連続前年割れも15ヶ月となり、リーマンショック時を超えた。
コロナ禍に伴う世界的な緊急事態制限の下、経済活動は大幅な制約を受け、需要の低迷、生産設備投資の遅延及び見直しなどにより、回復に時間を要すると思われる。
2.機種別プレス系機械は28.1億円、前年同月比78.6%減。超大型プレスは94.0%減、大型プレスが74.6%減、中型プレス63.4%減、小型プレスも21.1%減。油圧プレスは78.7%減、
フォーミング90.8%減、自動化安全装置も81.4%減。板金系機械は26.5億円、前年同月比64.0%減。レーザ・プラズマが69.2%減、プレスブレーキ57.1%減、パンチングも68.0%減。
3.内外別国内は34.7億円、前年同月比64.4%減。電機は44.2%増だが、自動車が81.6%減、金属製品製造業56.9%減、一般機械66.6%減、鉄鋼・非鉄金属も84.4%減となった。
輸出は19.9億円、前年同月比81.5%減。北米向は80.9%減、中国向68.4%減、韓国・台湾向73.7%減、欧州向91.2%減、東南アジア向95.6%減、インド向91.7%減となった。

鉱工業生産指数(業種別)金属加工機械 2020年4月

鉱工業生産指数(業種別)金属加工機械・機械工具