製造業経営コンサルタントの井上です。
日本鍛圧機械工業会の会員企業の2019年12月受注高の動向をのグラフです。
こえは工業会HPにデータはあるのですが、エクセルなるなので簡単に見るための念の為アップしてきます。
受注額は下降トレンドで、かなりの低水準です。異常とも言えますね。これが重要の問題なのか、他の要因なのか、考えていく必要があります。
鍛圧機械 全会員受注動向 月次業況調査 推移グラフ
(一般社団法人 日本鍛圧機械工業会より)
1.概 況 | 受注総合計は229.8億円、前年同月比14.7%減となり、9ヶ月連続で前年同月比を割り込んだ。プレス系、板金系ともに振るわず機械合計でも16.6%減となった。 |
米中貿易摩擦の終息がみえにくい状況下、製造業の設備投資は全世界的に様子見状態が続いているが、欧米、中国のEV関連の大規模設備投資に期待したい。 | |
2.機種別 | プレス系機械は61.5億円、前年同月比34.7%減。超大型プレスは51.9%減、大型プレスが76.3%減、中型プレス3.4%減、小型プレスも2.0%減。フォーミングは47.7%増だが、 |
油圧プレスが48.0%減、自動化・安全装置も59.6%減。板金系機械は57.7億円で前年同月比41.7%減。レーザ・プラズマが52.6%減、プレスブレーキ22.4%減、パンチングも44.6%減。 | |
3.内外別 | 国内は71.8億円、前年同月比19.5%減。金属製品製造業が9.0%増、自動車は21.8%増だが、一般機械54.3%減、電機24.9%減、鉄鋼・非鉄金属も14.9%減となった。 |
輸出は47.3億円、前年同月比54.5%の減。北米向が59.4%減、中国向32.5%減、東南アジア向49.5%減、欧州向73.7%減、韓国・台湾向83.6%減、インド向も83.2%減となった。 |