コンサルタントの視点

(株)ほぼ日の「ほぼ日手帳」に見る時代の変化

製造業経営コンサルタントの井上です。

(株)ほぼ日のQ2の決算発表の資料を見ました。糸井重里 氏の「ほぼ日手帳」の会社です。

元手帳販売のプロとして、少し気になり記事を見てしまいました。

ほぼ日、上期売上高27億1,500万円 糸井重里氏「上場したおかげで前に進む効果もある」(ログミー)

 

 

 

http://logmi.jp/199461

井上は、元タナベ経営で6年間、ビジネス手帳「ブルーダイアリー」を法人向けで販売してました。コンサルタントになる為の修行期間ということです。その6年間の内、営業成績No.1を3回取っているというプチ自慢を少し挟みつつ話を進めたいと思います。紙の手帳を売りながら、シャープのザウルスを使っていたという変わり者です。時代の先を見ていたということです。

タナベ経営でも当時、500万冊程度販売して、確か売上を年間25億円程度上げていたと記憶してます。営業人員が、40~50名はいたと思います。新規営業をバリバリやる営業部隊でした。

(株)ほぼ日は、Q2期累計で売上が約27億円、その内「ほぼ日手帳」が約70%の19億円!!

通期予想で売上が約38億円、その70%が「ほぼ日手帳」と想定すると売上高が約26.6億円!

営業が売り歩いていると思えないので、元手帳販売のプロとしては、凄い数字を出していると関心します。

 

まず整理を。手帳を販売するターゲット

◆タナベ経営「ブルーダイアリー」   BtoB(法人対象)

◆ほぼ日  「ほぼ日手帳」      BtoC(個人対象)

ターゲットがそもそも違います。

次に、売り方。

◆タナベ経営   営業担当者が企業へ訪問販売/一部、書店・文具店売り

◆ほぼ日     WEB通販、書店・文具店売り

WEB通販で気軽に売れる時代ではありますが、それだけではないはず。

時代背景が、あまりに違います。現代のスマートフォン全盛の時代で、紙の手帳が売れているという事実

 

ということで、手帳自体の機能や品質は当然良いと思います。また、売り方もWeb通販もあるということもありますが、注目したいのは、糸井重里 氏の作った手帳という点です。

個人のブランドが、そのまま手帳のブランディグになっているという点。

インターネット、SNSなどで、情報が伝わるスピードやコストかからず伝わる時代という背景の中、「紙の手帳」をこれだけ売ってしまうという事実。

企業がゴリゴリ売るより、ある有名な方が作ったモノがどんどん売れる時代。そして、(株)ほぼ日は上場企業にまでなっているという事実。(現状は糸井氏のネームバリューに頼っている部分があると推測できるので、投資するかどうかは要検討だと思います。)

販売する商品によりますが、企業がモノを作り売るというのは当然ですが、今の時代は、個人がビジネスをする上で過去よりも、より力を持つことができる時代になったということが見て取れます。

さっさと今までの常識を捨て去り、新たな基準にバージョンアップさせましょう。

 

 


コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

プロフィール

(株)船井総合研究所 上席コンサルタント/

エグゼクティブ経営コンサルタント

●製造業分野のトップコンサルタント

●船井総研内上位トップ5(2017年)

高校3年から経営コンサルタントを目指す。理系なので大学で経営工学を専攻。前職(タナベ経営)の最終面接の後に交通事故入院3週間。。。終わったと思ったら合格。タナベ経営→船井総研。コンサル分野は製造業がメイン。

各種ソリューション

各種ソリューション
受託製造加工業 QCD生産性を向上させる賃金評価制度
製造業・加工業のWEBマーケティング
  1. コー・ロボット(協調ロボット)

    手術支援ロボット、名古屋市大に開発拠点。成長産業、ロボットと医療機器の融合分野。…
  2. コンサルタントの視点

    「想像力」が「実行力」を決める時代に
  3. 気になるNews

    風力の発電能力が、原子力発電の発電能力を抜く
  4. 製造業 経営コンサルタント

    コンサルタントの視点

    ファクタライズ経営(因数分解経営)の重要性。ファクタライズ化で、結果をコントロー…
  5. 技術経営(MOT)

    これは凄い!頭の中の言葉、解読に成功(情報工学)。何を考えてるか分かってしまう時…
PAGE TOP