|社長の”想い”が社員に伝わらず、決定事項を徹底できない理由

中小企業の社長がよく言うセリフとして、

「うちの社員は何度言っても、やらないんだよ。」

「もの事を考えて、行動できる社員が少ない。」

「リーダーのマネジメント力がなくて、機械を遊ばせてしまうよ。」 などなど。

本当によく聞くセリフです。

特に成長をして、社員数30名以上になってきた会社の社長がよく口にされます。

「今までは、社長一人で全社員の行動を把握して、指示していたけど、もうそろそろ無理かなぁ・・・」

会社は順調に成長し、企業規模も受託製造・加工業で、売上5億円以上規模になったら、

企業規模に、仕組みが追い付かなくなってきている。。。。

そう感じている社長は多いのではないでしょうか?

●社長の会社を成長させて良い会社にしたいという ”想い”

●社長の顧客に対しする ”想い”

●社長の会社を良くして、社員の生活を良くしたいという ”想い”

これらが中々、社員に伝わらなくて、歯がゆく思いをしている経営者が多いのではないでしょうか。

この様な状態では、どんなに良い戦略ができたとして、それを実行する為の体制が出来ておらず、戦略を実行して成果を出すことが難しい状態です。

では、どうすれば良いのか?

私がクライアント先で、真っ先に取り組むことは、

「社長の”想い”を社員にスペックインをする仕組みを作り、
                    会社に神経を通すこと。」

を実行します。もう少し具体的に言うと、

まずは、社長が何を伝えたいのか? 抽象的な言葉では伝わりません。具体的な行動ができる言葉、それは会社で言えば「会社方針」になります。

「 それなら自社でも”毎年”やっているよ。 」

重要なことは、”意味のある方針管理”です。半年に一度、または年に1度しか見ない方針は意味を成しません。社員が具体的に行動できる方針書が”意味のある方針”です。

次は、その「決めたこと(方針)」がしっかりと”実行される”ことです。

その為に、チェック(レビュー)する体制仕組が最も重要になります。

「決めたこと」を「チェック(レビュー)」することという”当たり前のこと”が出来ていない。

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