
製造業 経営コンサルタントの井上です。
2020年12月(速報)の工作機械の受注高が発表されました。グラフ化したので見ていきましょう。
一言
少し心配していましたが受注高が1000億に迫るところまできました。内需30,763百万円、外需67,212百万円。外需が大きく伸びています。反面内需の伸びが少ない。需要が増える時は、最近は外需からという流れはかわりません。ただ今の設備投資がどこまで伸びるのか心配です。
受注高と鉱工業生産指数の時間軸を合わせて見ました。
工作機械受注統計(グラフ)

鉱工業生産指数(品目)工作機械(グラフ)

鉱工業生産指数(品目別)の旋盤とマシニングだけで、工作機械の8割を占める言われています。
かなりの下げトレンドですが、止まる気配が有りません。。。。。
鉱工業生産指数(業種別)金属加工機械(グラフ)

機械受注高 金属加工機械

鍛圧機械 受注動向
(一般社団法人 日本鍛圧機械工業会より)
1.概 況 | 受注総合計は170.0億円、前年同月比35.9%減、連続前年割れも20ヶ月となった。国内外共に大型設備投資案件は低調で、回復の兆しは見えてこない。コロナ禍の収束は見通せず経済回復の不透明感が続いているが、自動車販売が中国では前年超え、欧米も復活の兆しがあり、設備投資の回復に向かうことを期待。 |
2.機種別 | プレス系機械は62.5億円、前年同月比53.5%減。小型プレスは94.6%増、中型プレスも28.2%増だが、超大型プレスは94.6%減。油圧プレスは3.2倍増だが、フォーミング31.9%減、自動化安全装置も25.0%減。板金系機械は50.0億円、前年同月比24.6%減。レーザ・プラズマが23.2%減、プレスブレーキ29.9%減、パンチングも19.3%減となった。 |
3.内外別 | 国内は65.3億円、前年同月比34.9%減。一般機械は3.5%増、電機も2.4%増だが、自動車は85.4%減、金属製品製造業8.3%減、鉄鋼・非鉄金属も17.3%減となった。輸出は47.1億円、前年同月比53.0%減。欧州向は31.7%増だが、中国向が51.3%減、北米向76.3%減、東南アジア向46.1%減、韓国・台湾向2.4%減、インド向も53.5%減となった。 |
機械受注統計

その他 経済指標一覧
最新の経済指標をグラフ化して見ることによって、経済トレンドを把握することが重要。工作機械受注高、鉱工業生産指数、製造業国賠担当者指数(中国)(EU)、設備稼働率(米国)等を押さえておきましょう。
経済指標名 | |
産業機械 受注統計 | |
工作機械受注高 | 鍛圧機械受注 |
機械受注統計 ※1 内務省HPへ | |
機械受注高 (産業用ロボット) | 機械受注高 (建設機械) |
製造業購買担当者指数 | |
製造業購買担当者景気指数(日本) | 製造業購買担当者指数【PMI】(ドイツ) |
製造業購買担当者指数【PMI】(中国) | 製造業購買担当者指数【PMI】(ユーロ圏) |
製造業景況指数【ISM】(アメリカ) | |
鉱工業指数 | |
鉱工業指数(生産)四輪自動車・自動車部品 | 鉱工業指数(生産)電子デバイス・電子部品 |
鉱工業指数(生産)生産用機械工業 | 鉱工業指数(生産)電気計器・計測器 |
鉱工業指数(生産)半導体・液晶製造装置・半導体部品・液晶パネル | 鉱工業指数(生産)計測分析機器・精密測定機 |
鉱工業指数(生産)工作機械 | 鉱工業指数(生産)金属製品工業 |
鉱工業指数(生産)機械プレス | 鉱工業指数(生産)炭素繊維 |
鉱工業指数(生産)産業用ロボット | 鉱工業指数(生産)水晶振動子 |
鉱工業指数(生産)航空機部品 | 鉱工業指数(生産)段ボール箱・板 |
鉱工業指数(生産)建設機械 | 鉱工業指数(生産)プラスチック製部品 |
鉱工業指数(生産)食品・包装機械 | 鉱工業指数(生産)ファインセラミックス |
鉱工業指数(生産)ポンプ・圧縮機・油空圧機器等 | 鉱工業指数/設備稼働率(アメリカ) |
鉱工業指数(生産)普通鋼・特殊鋼等 | |
生産統計 | |
建設機械生産統計(金額・台数) | |
貿易統計 | |
貿易統計 商品別輸出額(全体) | 貿易統計 商品別輸出額(電気機器) |
貿易統計 商品別輸出額(一般機械) | 貿易統計 商品別輸出額(輸送用機器) |
特定サービス産業動態統計調査 | |
機械設計業 | エンジニアリング業 |
その他 | |
ハイテクノロジー産業の国別付加価値額 | |
貿易収支 | |
景気動向指数 |