製造業 経営コンサルタントの井上です。
2019年8月(速報)の工作機械の受注高が発表されました。
8月は1000億円を大幅に割ってしまっている。
次に日経からです。
日本工作機械工業会(日工会)が10日発表した工作機械の8月の受注高(速報値)は、前年同月比37・1%減の883億4700万円で、2013年4月以来76カ月(6年4カ月)ぶりの800億円台となる低水準だった。月1000億円とされる好不調判断の目安を大幅に割り込んだ。米中貿易摩擦を主要因に世界経済の先行きに不確実さが増し、設備投資を控える動きが進んでいる。
76カ月ぶりの低水準は夏季休暇、9月に控える工作機械の大型見本市に向けた買い控えも背景とみられる。一方で日工会は「米中摩擦の影響が相当広がっている」(事務局)と警戒を強める。
(ニュースイッチ(日刊工業新聞)より)
受注高と鉱工業生産指数の時間軸を合わせて見ました。
鉱工業生産指数(品目別)の旋盤とマシニングだけで、工作機械の8割を占める言われています。マシニング系の減少が多いと思われます。(ファナックかなぁ)現場感でも、部品加工業でも工作機械分野が少なくなってきています。(メーカーによります。)
工作機械受注統計 2019年8月

鉱工業生産指数(品目)工作機械 2019年7月
