製造業経営コンサルの井上です。
10月にアメリカのISMが上昇したが、今月はやや減少した。底が見えつつあるが、まだわからない。アメリカの設備稼働率はまだ低下中。ただし、米中貿易戦争でこれだけ関税がかかっているのに、中国、アメリカ、インドも底が見えつつある。
<米国>ISM製造業景況指数
<米国>鉱工業指数・設備稼働率
<日本>製造業担当者景気指数
<日本>鉱工業指数
日本は、2015年=100としてみた場合、全体的にはそれほど悪くない状況で。
<中国>中国 製造業購買担当者指数
中国は統計の正確性の問題はありあすが、同じ条件でのトレンドを捉えることが主眼として見てください。
11月に50を超えてきました。また予想よりも大幅に上がっています。
<ユーロ>製造業購買担当者景気指数
ユーロ圏も、悪いです。その中で特に経済を牽引してきたドイツが特に悪いです。次のグラフを参照。
<ドイツ>製造業購買担当者景気指数
ドイツはかなり悪い状況でしたが、やっと上昇に転じてきています。
総 括
米中貿易戦争の中、上昇に転じます。実需が大いにある分野も多いと思います。中国と仕事を良くしているクライアントの話では、中国は良いとのこと。