日本工作機械工業会は定例会見で、8月に1兆3000億円へ下方修正した2016年の工作機械受注見通しについて、「現状では見通しの達成には厳しい状況にある」と述べた。1~9月累計の受注額が前年同期比19.0%減の9363億円にとどまり、達成には10~12月で前年同期比約10%増の3600億円超の受注が必要となってきます。10月は下降トレンドがまだ続きそうな動きです。11月はJIMTOFの受注やIoTがらみでどこまで伸びてくるか注目です。
この記事を書いている人
井上 雅史
(株)船井総合研究所 上席コンサルタント/ エグゼクティブ経営コンサルタント/シニアエキスパート
分野は、製造業・部品加工業、設計製作会社、装置・機器メーカー、ロボットSIerなど。中小製造業の経営を因数分解。製造現場とデジタル化を経営的視点で繋ぐ。