製造業 経営コンサルタントの井上です。
2021年6月は貿易統計の国別別の輸出額を見ていきます。更に、国別の輸出額割合も合わせて見ていきましょう。

貿易統計まとめ

一言

国別輸出額の動向と全体に対する割合を見ていきます。

実数値で見ても、中国の台頭が見て取れます。割合で見てもわかります。これはコロナ禍以降に大きく台頭してきています。

中国の商品別輸出額の割合は、
 ●一般機械  22.9%
 ●原料別製品  11.9%
 ●化学製品  16.1%
 ●電気機器(半導体等)  20.2%
 ●輸送用機器  10.6%
 ●その他(科学光学機器等)14.3%

時系列では見ていないですが、現状、機械関係と半導体が多いと言う状況。自動車は流石に現地生産しているので多くないですね。
現状、この一般機械の工作機械のトップメーカーは中国生産へ移行しようとしています。
これは一つのファクトであり、今後、この流れは変わらないでしょう。

<アマダ> IR資料より


<DMG森精機> IR資料より



貿易統計 輸出国別

貿易統計 輸出国別割合

貿易統計 商品別輸出額

貿易統計 商品別輸出額 主要品目

主要品目別で見ると、すべてが減少してきています。

製造業購買担当者指数(PMI)を見ていくと、全体の動きは捉えやすい。

主要国 製造業購買担当指数

今後もしっかりチェックしていきましょう。

その他 経済指標グラフ化一覧

最新の経済指標をグラフ化して見ることによって、経済トレンドを把握することが重要。工作機械受注高、鉱工業生産指数、製造業国賠担当者指数(中国)(EU)、設備稼働率(米国)等を押さえておきましょう。

経済指標名
  産業機械 受注統計
 工作機械受注高 鍛圧機械受注
 機械受注統計      ※1 内務省HPへ
 機械受注高 (産業用ロボット) 機械受注高 (建設機械)
 製造業購買担当者指数
 製造業購買担当者景気指数(日本) 製造業購買担当者指数【PMI】(ドイツ)
 製造業購買担当者指数【PMI】(中国) 製造業購買担当者指数【PMI】(ユーロ圏)
 製造業景況指数【ISM】(アメリカ) 
 鉱工業指数
 鉱工業指数(生産)四輪自動車・自動車部品 鉱工業指数(生産)電子デバイス・電子部品
 鉱工業指数(生産)生産用機械工業 鉱工業指数(生産)電気計器・計測器
 鉱工業指数(生産)半導体・液晶製造装置・半導体部品・液晶パネル 鉱工業指数(生産)計測分析機器・精密測定機
 鉱工業指数(生産)工作機械 鉱工業指数(生産)金属製品工業
 鉱工業指数(生産)機械プレス 鉱工業指数(生産)炭素繊維
 鉱工業指数(生産)産業用ロボット 鉱工業指数(生産)水晶振動子
 鉱工業指数(生産)航空機部品 鉱工業指数(生産)段ボール箱・板
 鉱工業指数(生産)建設機械 鉱工業指数(生産)プラスチック製部品
 鉱工業指数(生産)食品・包装機械 鉱工業指数(生産)ファインセラミックス
 鉱工業指数(生産)ポンプ・圧縮機・油空圧機器等 鉱工業指数/設備稼働率(アメリカ)
 鉱工業指数(生産)普通鋼・特殊鋼等 
 生産統計
 建設機械生産統計(金額・台数)
 貿易統計
 貿易統計 商品別輸出額(全体) 貿易統計 商品別輸出額(電気機器)
 貿易統計 商品別輸出額(一般機械) 貿易統計 商品別輸出額(輸送用機器)
 特定サービス産業動態統計調査
 機械設計業エンジニアリング業
 その他
 ハイテクノロジー産業の国別付加価値額
 貿易収支
 景気動向指数