製造業経営コンサルタントの井上です。
燃料電池車(FCV)は、普及しない。
と2016年くらいに思いました。
これは同様に思われている方も多く、佐藤氏も同様に思われていた方ですね。
日産が開発凍結を宣言した燃料電池車の行方
燃料電池車開発の歴史から見る今後の展望 佐藤 登2018年6月28日(木) 日経ビジネスオンラインより
課題① FCVは、部品点数ではEVの比ではないほどに多く、部品コストが高い。白金触媒を使用、エネルギー回生やパワーアシストのために二次電池の搭載が必要など、いずれもコストが高くなる要因。
⇒ 白金触媒のような高価な原材料をどこまで減らせるかも大きな鍵である。白金削減実績を明らかにしていないが、恐らく50%の削減までには至っていないと思われる。課題② 燃料生成段階でのゼロエミッション化が求められる。
⇒ 本課題はかなり根深いものであり、今後の長期課題であることに相違ない。課題③ 1基で約4億6000万円と言われる、水素ステーションの設置費用も課題だ。
⇒ インフラとして普及するための大きな障壁。課題④ FCVでは航続距離はガソリン車と比べそん色ないのだが、水素燃料代がガソリンより安くなるわけでもなく、消費者にとって直接見える価値が乏しい。
⇒ 燃料消費価格で魅力がなければ、消費者メリットは何も得られないのが実情だ。これは課題③ともつながっているが、いかに水素生成コストを抑えることができるかという開発が伴う。
まさにその通りですね。
課題は多いが、EVも電池供給の問題など、いろいろ課題が見えてきているので、また燃料電池車(FCV)の開発に関する記事がでてきているのではと感じています。それか株価対策か。。。
最近の燃料電池車(FCV)のニュースです。
【ソウル=山田健一、フランクフルト=深尾幸生】韓国・現代自動車は20日、独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー「アウディ」と燃料電池車(FCV)の開発で提携すると発表した。両社が関連の特許と
経済産業省、燃料電池車普及に向けて「セルフ式」水素ステーションを解禁へ【拡大】
トヨタ自動車が2020年代の燃料電池車(FCV)増産へ動きだした。中国の新エネルギー車(NEV)規制などで市場本格化が見込まれる電気自動車(EV)の話題にかすみがちだが、FCV普及への取り組みは
燃料電池車(FCV)開発をめぐり自動車メーカーの合従連衡が活発化している。韓国・現代自動車と独フォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディが提携を決めた。一方、米フォード・モーターは独ダイムラーとの
【ロンドン=ロイターES時事】韓国現代自動車と独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車部門アウディは20日、燃料電池技術で協力すると発表した。
中国・上海市で開かれた家電・IT見本市「CESアジア」で、燃料電池車(FCV)をメーンに据えた韓国・現代自動車の展示が来場者の注目を集めた。各社が電気自動車(E…
【デトロイト=ロイターES時事】米自動車大手フォード・モーターは13日、独ダイムラーとの自動車用燃料電池技術開発に関する合弁会社を解散することを明らかにした。今後は両社がそれぞれ独自に開発を進めていく。
[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。
航続距離や燃料補給(3分程度)の面でガソリン車並みの使い勝手を実現した燃料電池車「FCV」を電動車の柱の1つとするトヨタ自動車。2014年12月にセダンタイプのFCV「MIRAI」を日本で723.
同社は5月24日、国内外のFCV販売エリア拡大に向け、基幹ユニットとなるFCスタック(燃料電池)と水素を貯蔵する高圧水素タンクの生産能力を、現状のひと桁増とすべく生産設備を拡充すると発表しました。