【産業財・生産財(製造業商社)コンサルタント 井上雅史のブログ「産業財・生産財コンサルティング.com」 】

 
こんにちは。 今日は、産業財・生産財メーカーの戦略に方向性につ
 
いて、最近、コンサルティングで実施していることをお伝えします。
それは、遠距離戦略と近距離戦略を分けて考えることからはじめます。
遠距離、近距離は文字通り自社からの距離のことです。

 
産業財・生産財メーカーの場合、装置業なのか加工業なのかによって、自社の顧客までの距離は違ってきます。これは自社の扱っている製品や技術によって違ってきます。製品・技術の「競合度」と「技術力」の高さによって変わるのです。
 
要は、
 
  技術力が高い → 競合が少ない → 商圏が広くなる
  技術力が低い → 競合が多い  → 商圏が狭くなる
 
となります。その商圏の目安が、自社から60~100kmを目安に営業戦略が変わってくるというものです。それが先ほどの「遠距離戦略」と「近距離戦略」なりまります。営業のやり方が違ってくるというものです。
ぜひ一度、自社の顧客が距離でどの程度の距離が多いのか見てください。
 
次回は、「遠距離戦略」についてお伝えします。
 

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