産業財コンサルタントの井上です。先日、10月実績の機械受注高が発表されました。

http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/1310juchu.html

民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向を見ると、25年9月前月比2.1%減の後、10月は同0.6%増の8,072億円となった。このうち、製造業は同0.2%減の3,338億円、非製造業(除く船舶・電力)は同11.5%増の5,095億円となった。(出典 内閣府 機械受注統計調査報告

 

また工作機械受注高の12月も実績発表された。107,671百万円、前月比105.8%、前年同月比128.0%。1ヶ月の受注が1000億円を数ヶ月超えている。これは1兆円産業と言われる工作機械業界では、景気が良いと見られている。

http://www.jmtba.or.jp/wp-content/uploads/sokuhou1312.pdf

適度な円安も進行してDMG森精機をはじめ株価の上昇が止まる気配がありません。牧野フライスは少し大変そうです。

半導体製造装置の受注およびBBレシオも高い水準を維持している。

 

 

受注規模、トレンドともの上昇傾向にあり、今年は設備投資が続きそうで、私のクライアントの多くが属している装置業は景気が良いと言って良いのでないでしょうか。

私が関わっている装置業のクライアントは10数社ありますが、9割方絶好調の状態です。

(1割は、関西弱電大手企業と付き合っているところはなかなか。。。)

 

その中でも、先日も日刊工業新聞にも出ていました、タッチパネル製造装置メーカーは、いい意味で大変な状況になりつつあります。15年4月期(来期)では、売上高約30億円、2倍以上の伸びになります。ファブレスなので、できる技です。ただ、それ以外にもいろいろネタがあり、それ以上というかもっともっといきそうです。

ちなみに1月21日にNHKにその会社がでますので、興味のある方はご欄ください。

社長がかっこよく移っているはずです。http://www.fuk.co.jp/

 

NHK番組「地方発ドキュメンタリー」でFUKが放映されます。(1月21日 0:40~1:25 / 月曜深夜)

http://www4.nhk.or.jp/chihouhatsu/

 

ただこの会社も一緒に取り組んだのがリーマンショック前から。忙しい時から手を打ってきたということが、大きな勝因です。何をしてきたは、ここでは詳しく書けませんが6年前からタッチパネルの貼り合わせに絞ってきたということだけ申し上げていきます。当時は、営業担当者0(ゼロ)。いろいろ感慨深いものがあります。

 

今日言いたいことは、現状、景気が少し良くなってきた。間違いなく、昔みたいな忙しさが続く事はまずない。この繁忙の時こそ、今の仕事だけでなく、未来の仕事をしっかりやることが重要。

 

忙しい時こそ、今に対して頑張るのは当たり前。未来に対しても、努力を怠らない。