部品加工業・ロボットSIer・製造業専門 経営コンサルタント(井上雅史)のブログ
【製造業コンサルタントの視点】

製造業の脱職人の必要性

製造業経営コンサルタントの井上です。

 

クライアントの多くが、切削加工や板金加工、設計製作会社になります。

工作機械を使って、どの様に削るかを考える工程設計や、装置を設計する設計者などは、高いスキルと経験値を必要とすると言われています。

俗にいう「職人」と言われる人たちです。

 

「職人」は、2つのタイプの「職人」が存在します。

 

1つ目のタイプが、本物の職人。会社にノウハウを貯めることができる社員。

2つ目のタイプは、「なんちゃって職人」別のいいかをすれば「経験だけが長くて変化が嫌な社員」

 

本物の職人は、他の人に気づかれにくいです。それは、自分が習得した高いスキルを「因数分解」して「標準化」して誰でもできる様にしてしまう人だからです。更に、「標準化」することで、コンピュータでの自動化など、どんどん人の仕事をコンピュータや機械の仕事にしてしまう人です。

2つ目のタイプの「なんちゃって職人」は、自分の技術を因数分解できず論理的に表現することができません。ただただ仕事をする人。それでも経験値が低い人よりは、難しい仕事ができ重宝がられます。ただ、それだけです。

 

「職人」を作ってしまうのも、会社が現場が「職人」に頼って楽をしてしまっているから。

 

仕事は、技術は、習得したら「因数分解」して「標準化」「定量化」することが重要。

どんな難しい仕事もほとんどは、「因数分解」し「標準化」「定量化」することが可能です。

 

会社で行っている仕事(技術・ノウハウ)は、「職人」個人に属するのでなく、「標準化」「定量化」し会社の資産にすることが、強い会社を作ることに繋がります。

 

会社は他人にめんどくさい仕事を任せる「職人」という人種を作ってはいけません。

 

仕事を「記録」し「類似」の作業を分類し、「標準化」して「定量化」までが仕事であるという常識を植え付けることが求められます。

 

 

 

ABOUT ME
井上 雅史
(株)船井総合研究所  上席コンサルタント/ エグゼクティブ経営コンサルタント/シニアエキスパート    ●製造業分野のトップコンサルタント    ●船井総研 実績5位(2017年)→実績2位(2018年現在) 高校3年から経営コンサルタントを目指す。理系なので大学で経営工学を専攻。前職(タナベ経営)の最終面接の後に交通事故入院3週間。。。終わったと思ったら合格。タナベ経営 → 船井総研。 コンサルティグ分野は、受託系組立・金属加工業・樹脂加工業から、メーカーの産業機械(工作機械、半導体・液晶装置、印刷製本紙工機械、包装機械、化学機械、真空装置・真空機器、試験・分析機)など、また、修理・メンテナンス、エンジニアリング商社産業財を中心として、圧倒的経験値と実績があります。 特に、経営戦略・マーケティング戦略構築の攻めから、即効性だけでなく永続的に成長できるコンサルティグがポリシーです。また、クライアントの再生や株式公開に導くなど実績は多数。