製造業の脱職人の必要性

製造業経営コンサルタントの井上です。

 

クライアントの多くが、切削加工や板金加工、設計製作会社になります。

工作機械を使って、どの様に削るかを考える工程設計や、装置を設計する設計者などは、高いスキルと経験値を必要とすると言われています。

俗にいう「職人」と言われる人たちです。

 

「職人」は、2つのタイプの「職人」が存在します。

 

1つ目のタイプが、本物の職人。会社にノウハウを貯めることができる社員。

2つ目のタイプは、「なんちゃって職人」別のいいかをすれば「経験だけが長くて変化が嫌な社員」

 

本物の職人は、他の人に気づかれにくいです。それは、自分が習得した高いスキルを「因数分解」して「標準化」して誰でもできる様にしてしまう人だからです。更に、「標準化」することで、コンピュータでの自動化など、どんどん人の仕事をコンピュータや機械の仕事にしてしまう人です。

2つ目のタイプの「なんちゃって職人」は、自分の技術を因数分解できず論理的に表現することができません。ただただ仕事をする人。それでも経験値が低い人よりは、難しい仕事ができ重宝がられます。ただ、それだけです。

 

「職人」を作ってしまうのも、会社が現場が「職人」に頼って楽をしてしまっているから。

 

仕事は、技術は、習得したら「因数分解」して「標準化」「定量化」することが重要。

どんな難しい仕事もほとんどは、「因数分解」し「標準化」「定量化」することが可能です。

 

会社で行っている仕事(技術・ノウハウ)は、「職人」個人に属するのでなく、「標準化」「定量化」し会社の資産にすることが、強い会社を作ることに繋がります。

 

会社は他人にめんどくさい仕事を任せる「職人」という人種を作ってはいけません。

 

仕事を「記録」し「類似」の作業を分類し、「標準化」して「定量化」までが仕事であるという常識を植え付けることが求められます。