乗用車メーカー8社が29日まとめた8月の生産・販売・輸出実績がでた。それによると、8社合計の国内生産は前年同月比6・9%減の59万7940台で、2カ月連続で前年を下回った。8社を合わせた世界生産は同0・8%増の193万7075台。ホンダとダイハツ、富士重が8月として過去最高となった。

この現状をどう見るか? 円安にある現状での数字である。

8社を合わせた海外生産は同4・7%増の133万9135台。トヨタとホンダ、マツダ、ダイハツ工業の4社が8月として過去最高、富士重が全期間を通じて過去最高となった。スズキもインドでの生産が好調で、海外生産は過去最高に近い水準。トヨタは北米生産が同11・4%増、アジアが同9・8%増となり、全体をけん引。ホンダはインドネシアが約3・8倍となるなど、中国を除くアジアが好調だった。

しかし、国内生産はトヨタ10.2%減、日産にいたっては20.7%減。

基幹産業の海外生産へのシフトが明確になってきたということは間違いなさそうである。

 

データを読む/車8社の生産・販売の8月、国内生産6.9%減

乗用車メーカー8社が29日まとめた8月の生産・販売・輸出実績によると、8社合計の国内生産は前年同月比6・9%減の59万7940台で、2カ月連続で前年を下回った。(日刊工業新聞 電子版より)