現在、日本ではベア上昇など景気が上がっているかのような雰囲気をかもし出している。

しかし、以前述べましたがアベノミクスにより円安になり、その結果、輸入価格が上昇に転じて、原材料等が上がり収益が低下しているのが現状である。特に、中小企業にその傾向は強い。

更に、経常収支が4ヶ月赤字である。詳しくは、小笠原氏のブログを見て欲しい。

過去10年間では、当然、経常赤字などなく黒字である。

いろんな意味で、本当に日本は危機感を持たないと、とんでもない事になるかもしれない。

いんちき経済学に踊らされた日本経済の行く末

本日、2014年1月の経常収支が発表になりました。今年1月の経常収支は1兆5890億円の赤字で、単月では過去最大の赤字なのだとか。それに経常収支の赤字は、これで4か月連続になるのです。

グラフをご覧ください。過去10年間の経常収支の推移を示したものです。

 

過去10年間の経常収支の推移
過去10年間の経常収支の推移

このグラフは、本日発表になった原数値をプロットしたものではなく、季節調整済みの経常収支の推移を示したものです。何故季節調整済みの数値を使用したかと言えば、経常収支は季節によって一定のパターンを示す傾向があるので、そうなると毎月のブレが大きく、正確な動きが把握しにくいからです。

いずれにしても、この10年かの動きをみると、最近の経常収支の悪化ぶりに驚かされると思うのです。経常収支は、年間で見て赤字に転落するかもしれないではなく、赤字に転落したも同然ではないか、と。