ものづくり企業 経営コンサルタントの井上です。

久しぶりにセミナーで話したので、講演のなかで伝えていることをテキストから載せていきます。

それから最近の書籍で「ソフトウェアファースト」(及川卓也著)がアマゾンで環境とビジネス部門でNo.1(2019年11月09日時点)です。

ソフトウェア・ファースト あらゆるビジネスを一変させる最強戦略 
及川 卓也 (著)

私も製造業に対して「ハードとソフトの融合」が重要であるということを、ソフト的な要素がより重要になることを伝えてきました。このとことについて今日は少し解説をしていきます。

ものづくりのあり方の変化

「ものづくりは人づくり」で、それが「ハードとソフトを融合」して、仕事を人依存から「ツール」に置き換えて、一番重要なリソースである「人」に「人にしかできない重要なこと」をしていくことが重要である。と、いつから伝えてかと振り返って見たら2015年からでした。

ものづくりは人づくり2

現在の現場での仕事は上記では「現在のビジネス」で、それが「テクノロジー」によって変化していきます。「エネルギー」「物流」「コミュニケーション」が変革していくと、世の中が変化していきます。

その「変化」は、産業(顧客)をどう変えるか、また自社のプロセス(仕事)のやり方を変えていくので、どう自社を変革をしていくのか。

ものづくりは人づくり3

テクノロジーで変革される。製造業は「ハード」の従来の考え方からより「ソフト的なこと」が重要になっていく。融合してしていく。

今、製造業がすべき改善

ものづくりは人づくり9

ものづくりは「ハードとソフトの融合」が重要で、自社の仕事(業務)を「ハード的な自動化」「ソフト的な自動化」「人的作業+ソフト的な自動化」「人的作業の脱職人化」の方向で振り分けて、改善を進めて行く必要があります。

その為に「役割」「手順」「基準(KPIなど)」を決めて、「見える化」「標準化」「仕組み化」していき「自動化(システム化)」に持っていく。この時代の変化においての「課題」ですが、自社の改題をどんどん設定でき改善のキッカケを作る「課題設定力」も問われることになります。

また上記スライドをもう少しわかりやすく表現いたのが下記のスライドになります。

ものづくりは人づくり5

今どきの「ものづくりは人づくり」とは

ここでお伝えしたいことは、人でやらなくて良いことは人でなく他の「ツール」で行うこと。繰り返しになりますが一番重要なリソースの「人」には、「人にしかできないこと」をしてもらう状態に早く持っていくこと。

ものづくりは人づくり7

そして、「人」をより強くしていくための「教育」を実施するだけでなく「教育方法を研究」することに重きを置く会社になって頂きたい。

その結果、良い会社・強い会社になってもらいたいと考えてます。

その為に私の仕事(コンサルティング)の仕事があると考えてます。

まとめ

製造業の「ものづくりは人づくり」は、徹底的に仕事を仕組み化・自動化した後に、本当に一番重要なリソースである「人間」に「人間」にしかできない業務を明確にして行わせること。そして「人」を強くする為に「教育」をさせるだけでなく「教育方法の研究」に注力できる会社に早く目指すべきでる。

↓ おまけ

ものづくりは人づくり6