製造業経営コンサルタントの井上です。

一つの事象から何を考えるか? 何を学べるか?

特に、新たな「テクノロジー」から作られる未来をどう予測するか?

非常に重要な能力です。

理由は、時代の流れが非常に速いということと、新たな「テクノロジー」から起こる変化が大きいということです。

先日の記事

1万機の衛星でインターネットをあまねく世界に! – スペースXが目論む次の一手    鳥嶋真也[2017/05/13]

米スペースXは5月3日(米国時間)、米上院の商業・科学・運輸委員会において、多数の低軌道衛星を打ち上げ、全世界にインターネットをつなぐ計画について説明を行った。打ち上げる衛星の数は1万機を超える予定で、今年末から試験機の打ち上げを始め、2024年から運用を開始したいという。

これは、イーロンマスク率いるスペースXが人工衛星を1万機打ち上げ、どこでもWifiが使用できる環境を作るというものです。

実は、この話は数か月前から情報が出てました。情報を収集できていた人は少ないと思います。

またOneWebの話は、数年前から有名な話です。昨年の航空宇宙展の講演の中でも当たり前のように出ています。

このような情報が出ると(出た段階では、すでに遅いのかもしれませんが)、

 ①情報に気づかない

 ②そんなことできるのかという、ネガティブの考えな人

 ③へえー、そうなんだ。と思うだけな人。

 ④へえー、そうなんだ。これによってどんな世界が実現できるのか?

 ⑤やはりそう来るよね。で、誰がその人工衛星を使ってサービスを提供するんだろう?

簡単に分類すれば上記5つくらいだと思います。

あなたはどれですか?

早い段階では、ほとんどの人が①になります。これでどうでしょうか、90%以上の人は情報がでても気づかないのではないでしょうか?

気づいた数%の人の中で、②、③、④、⑤の行動が行われます。実際にこの機会を使って、ビジネスにできたらと思い、行動をする人は、⑤の中でも数%ではないでしょうか?

世界の凄い人達(?)は、当然、早い段階で情報を把握し、自分たちのビジネスや新たなビジネスにできないか考えて、できるだけ早く動き準備をしています。
また、早すぎるスタートよりも、どのタイミングで動くべきかを考えて適切なタイミングで動いている人たちもいます。

現代は、インターネットである程度の情報がでるので、早い段階で情報を収集し、世の中の方向がどの方向に行くのかを把握できれば、点在する情報をつなぎ合わせて予測が可能になってきてます。

情報を今も昔も真実の情報だけではないので、その見極めが重要になります。インタネットだから情報が不正確だ、使えないというネガティブ思考の人は、今も昔もどんな時代もいます。

カチカチ頭の人は、ほっておいて、やわらか頭の人は、どんどん情報を仕入れて、処理して、検証して、行動に移す。

この一連の流れは、人間しかできないことです。特に行動すること。

一つの事象から学べる範囲は違います。その違いは、「好奇心」になります。なぜだろうという気持ちです。

当たり前のことです。またなぜ「好奇心」がでてくるのか?

これは「目的意識」の違いではないかと考えてます。

これも当たり前ですが、この「目的意識」を持っている人がコンサルティング現場でも少ないと感じます。

自分の都合の良いように解釈をして、本来の目的を見失う人多いと思います。どうですか?

一つの事象からいろいろ読み取れることは多いです。どんどん情報収取して、勉強していけば、気づくことが多くできます。

情報である記事だけでないですが、常に何の目的でやるのだろう?と思って情報に接すれば見えてくるものが増えてきます。

ぜひ、実践を!