ご支援先などでトラックの部品を製造している会社があるのですが、トラックの国内生産が調子が良いという話が一月くらい前にありました。本日の日刊工業新聞にも書かれていました。理由は、公共投資が活発なサウジアラビアを中心とする中東や底堅い建設需要が見込まれる日本市場に対応するためだ。

いすゞの藤沢工場では、

2014年度に大型、中型、小型トラック合計で輸出を含め約16万9000台の完成車生産を計画。08年秋のリーマン・ショック前の生産量を上回り、「過去最高の生産計画を立てている」(同社の本木潤常務執行役員)。そのうち2分の1以上を小型トラックが占めている。

UDトラックスは、

増産に合わせて上尾工場や部品を生産する鴻巣工場(埼玉県鴻巣市)、羽生工場(同県羽生市)の計3工場で計約200人の派遣社員を採用。リーマン以降では最大規模の採用。上尾工場はノックダウン(KD)生産用部品の輸出を含め、内外で販売するほぼすべてのトラックを生産。14年の世界販売台数は13年の約1万9000台を上回る2万台以上を見込む。

三菱ふそうトラック・バスは、

13年から川崎製作所(川崎市中原区)の小型トラックラインを1直から2直に変更。旺盛な中東の需要に対応する。

と、各社現地生産に間に合わない部品などKD部品(ノックダウン生産)や完成品を輸出する。

この記事を見てても、基本現地生産をしたいニュアンスがありますね。生産国としての日本を取り戻すことが可能なのかも注目です。

 

商用車メーカー、中東好調 トラック国内増産−(日刊工業新聞 電子版)