毎年、日本政策投資銀行が行ってる設備投資計画調査が5日に発表された。

製造業(18.5%増)、非製造業(13.2%増)とも増加し、全産業で15.1%増と3年連続の増加となった。

製造業は同18.5%増で、投資の内容は「維持・補修」と「合理化・省力化」を合わせて全体の4割を占める。

「能力増強」は2割にとどまった。

製造業 経営コンサルタント 投資動機ウェイト

更に、トレンド見ても、「能力増強」対する設備投資の割合が、減少傾向にあるなど、大企業の業績は回復してきたが、国内への設備投資意欲は高くないといわざるを得ない。

しかし、海外への投資割合が徐々に減りつつあり、海外一辺倒から見直しをかけられつつある。

製造業 経営コンサルタント 海外国内比率 設備投資動向

 

この表から見るとリーマンショックが引き金で、海外設備投資が進み、ここに来てグローバルでのサプライチェーン体制がある程度できてので海外への設備投資が落ち着いてきたと考えられます。

大手企業は特に海外でのもの作りに対する抵抗がなくなり、現在は海外設備投資比率が下がってきているが、この流れは止めようがない。中小企業も国内はもちろん、海外も視野に入れて事業展開を考えていく時期が来ている。