先日、ある部品加工業の経営者にお会いしました。その会社は何らかの形で立ち行かなくなり、他の会社の所有になるという会社です。

 

町工場ですが、確かの技術をお持ちのようで、実績交えて色々お話を聞かせてもらいました。

ただ、インターネットで部品加工業を拡販していくことについては、いろいろな話が来すぎて嫌だとか、コストだけを要求する客が来て嫌だとか言われました。確かに言われてる通りだと思います。

 

インターネットで集客すると、自社が仕事をしても良い会社からの引合いは問い合わせの中の3割以下。その他は、規模が見込めないとかまったく検討違いのものも3割づつあります。

 

色々客から問いあわせが来て、その中の約3割の引合いに対して営業をして、そのかなで受注できるもの、失注するものもあり、自社の経営が成り立つ為の要素になっていると思います。

 

経営をしている限り、固定費をカバーして利益を出し、資金を回し、社員を養っていくことは前提条件です。このルールの上で、企業経営を行っているはずです。

 

このルールを無視して、自社の技術に拘りすぎるとか、客を選びすぎるなどをすれば、企業経営、ビジネスのルールに従って退場を余儀なくさせられます。

 

技術に拘るのか、利益を出すことに終始するか、どちらかでなくどちらもです。

ルールに則って、バランスをとり進むことが経営には大変重要だと感じています。