【産業財・生産財(製造業商社)コンサルタント 井上雅史のブログ「技術マーケティング経営コンサルティング.com」 】

 【気になるNews】————————————————–

日産EVが背水の陣 充電不足でインフラも未整備 まったく売れないエコカーに未来はあるのか?

(ビジネスジャーナル)
日産のリーフが売れていない。
なぜか? ゴーン氏は問題点を3つ上げている。
 (1)価格が高い

 (2)インフラ整備が遅れている 
 (3)1回の充電で走る距離の短い 

これらは、確かにそうである。

最近、トヨタ自動車の話題で燃料電池車の話題がまた出だした。

FCV量産間近、水素社会へ世界で協調/普及に向けた動き加速 (日刊工業新聞 2013年04月30日)トヨタ、HV累計販売500万台超 15年末までに18モデル発売  (日本経済新聞2013/04/17)

燃料電池車の普及は実際はまだ先である。トヨタ自動車はトップメーカーであるので、全方位の戦略を展開するのセオリーです。ハイブリッド、EVも燃料電池車も。

なぜ、また燃料電池なのか? なぜEVが普及しないのか?

長期的に見て行く必要があります。

エネルギー全般で大変革が起ころうとしている。

短期的な理由や中長期的な理由があります。同時に見ていかないと物事は見えないものです。

短期的な理由は、上記の3点だと思います。ただ中長期的な理由として、「シェールガス」がポイントになると考えられます。

要は、ガス系のエネルギーコストが大幅に下がっていくことが予想されています。

アメリカでは既に天然ガス(LNG)の価格が下落しています。

技術の移り変わりは、自分たちの業界だけを見ていると変化点が見えないものです。

絶対に変化はどんな業界でも起こります。これは事実です。

その変化を見流さないことが重要になります。

今後は、変化を見抜くスキルが重要な時代になっていくと感じています。