製造業経営コンサルタントの井上です。

日本は過去「ジャパンイズNo.1」と言われた時代が20年以上前、高度成長期にありました。

その時に貢献したのが産業用ロボットでした。要は、稼働している台数や国民一人当たりの台数などが圧倒的に多い時代がありました。先日のニュースで産業ロボット導入率について出ていました。

ここから見えてくるロボット活用の重要性が見えてきます。

産業ロボット導入率で韓国がトップに、日本は4位

産業オートメーションのスピードが世界的に確実に加速している。国際ロボット連盟(IFR)によると、従業員1万人あたりの産業ロボット導入数は2015年に66ユニットだったが、2016年には74ユニットにまで増加した。地域別に見るとヨーロッパが99ユニット、アメリカ大陸では84ユニット、アジアでは63ユニットだった。近年で最も増加率が高いのは中国だが、1万人当たりのユニット数が最も多かったのは韓国だった。(フォーブスより)

各国の2016年の従業員1万人あたりのロボット数がは

1. 韓国(631)
2. シンガポール(488)
3. ドイツ(309)
4. 日本(303)
5. スウェーデン(223)
6. デンマーク(211)
7. アメリカ(189)
8. イタリア(185)
9. ベルギー(184)
10. 台湾(177)

日本は、4位です。これが多いのか少ないのかを考察してみよう。

参考に産業用ロボットが稼働している国別台数は以下の通りです。

(単位:台 出典:社団法人日本ロボット工業会「世界の産業用ロボット稼働台数(マニピュレーティングロボットのみ)」(2015年))

2015年のデータですが、稼働している台数は世界でトップです。現在は、中国には抜かれていると思います。

しかし、過去、2001年の各国のロボット密度を見てみると、日本が圧倒的に密度が高いという事実があります。

データが今はないのですが、高度成長期時代は産業用ロボットの稼働台数や密度などは圧倒的な時代もありました。

テクノロジーをうまく使えていた時代もあったということです。

現在は産業用ロボットの密度は韓国がNo.1。日本はNo.4へ。当然、各国有効なテクノロジーはどんどん活用してきます。

ハード的なテクノロジーの活用は日本が得意でしたが、現在はその優位性も薄れてきています。

今は、高度成長期ではないのに、日本人は忖度しすぎて生産性が下がっていることに気づかず沈んでいきます。

いいことはどんどん取り入れていき、子供たちの未来に少しでも貢献できるようにしていきたいものです。

関連記事

【よく読まれている記事】

ロボットシステムインテグレータ(SIer)の取るべき戦略
プロセスを制しよ。ロボットシステムメーカー化が進む
「産業用ロボットを導入している企業」と「しない企業」の圧倒的な差が判明!
機械設計製作の未来・戦略を、ミスミの「inCAD Library」から考察してみる
機械設計がアップデートされる日

【よく読まれている記事】 マネジメント・管理面

中小の金属加工業の今後、未来とは?
下請け製造業の活きる道・戦略
受託加工業は「下請け企業」でなく「パートナー企業」を目指すべき
ミスミのmeviyで加工部品のオンライン発注普及へ
組織は叩けば固くなる。組織運営の難しさ。
ゲーム性を仕事に取り入れてビジネスを強くする
製造業の採用方法を考える「オープンファクトリー」
ベトナム(ハノイ)の製造業を視察して

産業市場をグラフで見るシリーズ一覧