製造業経営コンサルの井上です。

そろそろ世界の製造業もやばい領域に入ってきそうです。と思ってましたが、ついにアメリカのISMが上昇に転じだしかも。

11月の製造業に影響を与える政治的な事象が多くでるとおもいますので、注目です。実需はあると見てます。

<米国>ISM製造業景況指数

(米国)ISM製造業景況指数

<日本>製造業担当者景気指数

<日本>製造業購買担当者景気指数

<日本>鉱工業指数

鉱工業生産指数

日本は、2015年=100としてみた場合、全体的にはそれほど悪くない状況で。先行きの見通しは、現場感では悪くなってきています。景気の先行指数を表す「工作機械受注高」を見ておいてください。悪いです。

アメリカのISM製造業景況指数がここ数ヶ月で急激に悪くなっています。

<中国>中国 製造業購買担当者指数

<中国>  製造業購買担当者指数

中国は統計の正確性の問題はありあすが、同じ条件でのトレンドを捉えることが主眼として見てください。

良くはないですが、また上がろうとしている底堅さが少し見えます。

<ユーロ>製造業購買担当者景気指数

ユーロ圏 製造業購買担当者指数

ユーロ圏も、悪いです。その中で特に経済を牽引してきたドイツが特に悪いです。次のグラフを参照。

<ドイツ>製造業購買担当者景気指数

<ドイツ>製造業PMI(購買担当者景気指数)

ドイツはかなり悪い状況でしょう。中国への輸出減などが原因なのでしょう。

総 括

中国の製造業の状況は政治的に要因がなければ上昇に転じます。またアメリカもついに上昇の兆しが見えだしました。景気はめちゃくちゃ悪いわけではないですが、好転する可能性が出てきたと見てます。